《マイコプラズマ肺炎とは、「肺炎マイコプラズマ」という微生物に感染して起きる肺炎のことです。主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。肺炎というと高齢者の病気というイメージがあるかもしれませんが、マイコプラズマ肺炎は患者全体に占める14歳以下の割合が多く、意外にも若くて健康な人もかかります。1年中見られる感染症ですが、晩秋から冬に患者数が増えます。》
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8月7日に新着公開した「マイコプラズマ肺炎」では、黒木 春郎 (くろき・はるお)先生に原因、症状、治療・対処法や予防法について詳しくお伺いしました。
◆新着情報 専門医によるヘルスケアアドバイス 疾患ナビ 「マイコプラズマ肺炎」
https://www.taisho-kenko.com/disease/633/
<目次>
・マイコプラズマ肺炎の原因
・マイコプラズマ肺炎の症状
・マイコプラズマ肺炎の治療・対処法
・マイコプラズマ肺炎の予防法
マイコプラズマ肺炎の症状はしつこい咳が特徴です。まず、発熱や倦怠感、頭痛、のどの痛みなどの症状が出て、それらの諸症状が治まった頃に、乾いた咳が長く続きます。
マイコプラズマ肺炎の初期症状は、かぜととてもよく似ているため、見分けるのが難しいです。軽症で済むことが多い疾患ですが、適切な治療を受けないと咳が止まらずにつらい思いをしますので、咳が1週間以上続く場合は放置せずに受診をしましょう。
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【監修者プロフィール】
こどもとおとなのクリニック パウルーム 院長
黒木 春郎 (くろき・はるお)先生
千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉大学医学部臨床教授。公認心理師。千葉大学医学部関連病院勤務を経て、1998年千葉大学医学研究院小児病態学教官。2005年外房こどもクリニック開業(千葉県いすみ市)を経て、08年医療法人社団嗣業の会理事長、23年より「図書室のなかのクリニック」をコンセプトにした、こどもとおとなのクリニック パウルームを東京都港区に開業。日本小児科学会専門医・指導医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員。日本遠隔医療学会理事。著書に『駆け抜けた17年』(幻冬舎)、『プライマリケアで診る小児感染症 7講』(中外医学社)、共著『最新感染症ガイド R-Book 2018-2021』(日本小児医事出版社)ほか多数。
■ご参考
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