佛教大学(京都市北区)社会学部は、5月31日(金)に、作田誠一郎教授による合同ゼミを開講します。心理学の手法である「動機づけ面接法」を少年院での矯正教育の現場に応用している法務教官の青木治さん、筒井千景さんを講師にお迎えし、実際に現場で行われている矯正教育や動機づけ面接法の手法について、また、在院者を受容して自ら考えさせるような向き合い方をご教示いただきます。
矯正教育の現場では、在院者に対して頭ごなしに指導したり決めつけたりすることなく、彼らの話に耳を傾けて受容し、自身について自ら考えられるよう促すことが求められます。
そこで、青木さんは"相手の内発的動機づけを積極的に引きだし、かかわることによって、行動を変化させることを目指すカウンセリング技法"である「動機づけ面接法」を矯正教育の現場に取り入れて在院者とのコミュニケーションに応用し、面接活動を牽引しています。
作田教授は少年矯正で培われた「動機づけ面接法」を一般的な学校教育の現場にひろめ、より多くの教員が習得して生徒指導等に活用できることを構想しており、その活動の一環で、教員を目指す学生も多く在籍する作田教授のゼミにおいて実際の現場を学ぶ場として今回の講義が計画されました。
【 開催概要 】
日時:2024年5月31日(金曜日)10:40~12:10
場所:佛教大学紫野キャンパス 1-307教室(1号館3階)
(住所:〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96)
講師:青木 治さん(多摩少年院長)
筒井千景さん(丸亀少女の家長)
内容:「動機づけ面接」についてご説明をいただくほか、学生同士で手法を実践する 等
※青木治さん著書
『矯正職員のための動機づけ面接』 公益財団法人矯正協会 青木治/中田英司【編】
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