2024-3-22
株式会社 東芝
CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」において2年連続で最高評価を取得
当社は、環境分野で高い影響力のある国際的な非営利団体 CDP(*1)が実施した「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に2年連続で選出されました。
「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、CDPが毎年実施している企業の気候変動対策に関する調査の中から、サプライヤー・エンゲージメントと関係の深い項目を抜き出して評価するもので、温室効果ガス排出量や気候変動戦略に関する、購買組織・企業とサプライヤーとのエンゲージメントの取り組みを評価し、全世界のサプライチェーンにおける排出量削減に向けた取り組みを加速させることをめざしています。評価は、CDP気候変動における4つの主要分野の項目(ガバナンス、目標、Scope3管理、サプライヤー・エンゲージメント)にて行われます。
当社グループは、「人と、地球の、明日のために。」の経営理念の下、環境への取り組みを企業経営の最重要課題の一つとして位置づけ、2030年度までに自社グループのバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を70%削減(2019年度比)し、2050年にカーボンニュートラルを実現することを目指しています(*2)。
この目標の達成に向けて、当社グループは、自社グループの事業活動による温室効果ガスの排出量(Scope1、Scope2)の削減だけでなく、排出量が特に大きい自社グループの事業活動範囲外での間接的な温室効果ガスの排出量(Scope3)のカテゴリ1(購入した製品・サービス由来の排出量)およびカテゴリ11(販売した製品・サービスの使用による排出量)の削減に注力した取り組みを推進しています。カテゴリ1の削減に向けては、2022年に大幅改定した東芝グループグリーン調達ガイドライン(*3)に基づき、調達取引先様のご理解・ご協力のもと、環境課題への対応状況を確認する取引先環境経営評価を実施しておりますが、今回、この取り組みに関して、調達取引先様との連携を強化していることなどが評価されました。
当社グループは、今後も調達取引先様と協働を深め、サプライチェーン全体で環境に配慮し、その先にあるカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを推進してまいります。
(*1) CDPは、英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)であり、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営。2000年の発足以来、グローバルな環境課題に関するエンゲージメント(働きかけ)の改善に努めており、日本では2005年より活動。
(*2) 2021年に改定した当社グループの長期環境ビジョン「環境未来ビジョン2050」にて設定。
(*3) 「環境未来ビジョン2050」と連動する形で定めた東芝グループ調達基準に則した環境経営を、より積極的に推進している調達取引先様から優先して取引を進めることを、東芝グループグリーン調達ガイドラインに明記。