東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田 太郎、以下 当社)は、MyDIGITAL Corporation(本社:マレーシア・クアラルンプール、CEO: ファビアン・ビガー、以下MyDIGITAL)とマレーシアにおける気象データを活用した新たなビジネスの創出に向け、このたび協業の検討を定めた覚書を締結しました。なお、本件に関し、訪日中のマレーシア アフマド・ザヒド・ハミディ副首相立ち合いのもと、MyDIGITALおよび当社幹部が参加し、本検討に関する覚書の署名式を開催しました(図1および図2)。
近年、日本ではゲリラ豪雨とも呼ばれる予測困難な局地的な大雨が増加傾向にありますが、マレーシアでもスコールと呼ばれる突発的な強風や雷を伴う局地的な大雨が多発し、さまざまな被害をもたらしています。これらの気象現象による被害を最小限に抑えるために、短時間でかつ高精度に局地的な大雨の発生を予測する技術が求められています。
当社は2023年5月に日本国内に向け、気象レーダから受信した観測データを高精度かつリアルタイムで解析する「気象データサービス」の提供を開始しましたが
注、さらなる事業拡大に向け海外展開を検討してまいりました。
一方、マレーシア・デジタル省傘下の政府機関MyDIGITALは、「マレーシアをデジタル主導による高所得国、かつリーダー国に進化させる」というマレーシア政府計画の下、2021年9月に設立され、デジタル基盤の強化やデジタル変革の推進を進めています。
今後両社は、当社の気象データ解析技術を活用したマレーシアでの実証実験の実施や、防災・交通・農業分野等での気象データの活用に関する協業の可能性を検討します。さらに、現地企業との連携も検討し、商用化サービスの実現に向けた活動を進めてまいります。
図1 署名式の様子
MyDIGITAL CEOファビアン・ビガー(1列目左)と当社ICTソリューション事業部 GM 山口 直樹(1列目右)
図2 マレーシア アフマド・ザヒド・ハミディ副首相(左)と当社取締役社長 島田 太郎(右)
当社は、“空”で「起きていること」と「起きること」を広範囲かつ細かいエリアで正確に把握、予測することで、グローバルに防災や減災に貢献するとともに、さまざまな事業領域での活用を通じて、平穏で豊かな生活の実現を目指してまいります。
注:2023年5月29日ニュースリリース「東芝独自の手法で気象観測データを解析する「気象データサービス」を開始」
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/news/2023/0529.html
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予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。