マッサージチェアのルーツとして象徴的存在
- 株式会社フジ医療器
- 2014年07月24日
- 12:10
世界初の量産型マッサージチェア第一号機
「フジ自動マッサージ機」が「機械遺産」に認定
株式会社フジ医療器(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:木原 定男)の創業者である藤本信夫が、1954年に世界で初めて量産化したマッサージチェア第一号、「フジ自動マッサージ機」が、一般社団法人日本機械学会の「機械遺産」第68号に認定されることになりました。
■世界初の量産型マッサージチェア「フジ自動マッサージ機」とは
機械遺産に認定される「フジ自動マッサージ機」は、創業者の藤本信夫が不用品や廃品で作った試作品を経て、1954年に世界で初めて量産された木製のマッサージチェアです。それまでの「人の手や道具を使って肩をたたいたり、揉んだりする」というマッサージの概念を変え、「椅子に座れば機械がやってくれる」という新たな概念を生みました。発売当時は、銭湯や温泉旅館などの限られた場所に設置されていましたが、現在では年間国内販売台数は37万台にのぼり、「健康家電」として日本の家庭で普及するだけではなく、海外での支持も広がっています。
今回の認定は、人々の生活向上に影響を与えた機械としてマッサージチェアが評価され、現在も可動する「フジ自動マッサージ機」が、マッサージチェアのルーツとして象徴的存在であるとして、8月7日「機械の日」に認定されることになりました。
■「機会遺産」とは
日本機械学会が、歴史的意義のある機械技術関連遺産を大切に保管し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に2007年より認定開始。これまでに「東海道新幹線0系電動客車」や「自動改札機」、「からくり人形 弓曳き童子」など61件が認定を受けています。
■認定表彰式
日本機械学会による認定表彰式は、同学会主催の記念行事にて実施予定です。
・日時:2014年8月7日(木)13:30~
・場所:早稲田大学国際会議場(〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-20-14)