聖心女子大学グローバル共生研究所が国立民族博物館と1月9日に学術交流協定を締結 ― 映像、デジタルコンテンツの活用を研究



聖心女子大学グローバル共生研究所(東京都渋谷区、所長:植田誠治)は1月9日、国立民族学博物館(大阪府吹田市、館長:吉田憲司)と学術交流協定を締結した。今後、これに基づき、相互の学術交流・協力を推進することにより、学術研究、教育及び社会の発展に貢献する。




 聖心女子大学と国立民族学博物館は2018年~2019年にかけて国立民族学博物館公募型メディア展示を実施し、「アジア・アフリカの難民・避難民展」において、関連する写真・動画を閲覧できる2つのデジタルビューアを開発し公開した。
 うち1つのデジタルビューアのコンテンツであるアフリカ関係の映像資料は「学術知デジタルライブラリ国立民族学博物館拠点(X-DiPLAS)」でデータベース化され、X-DiPLASの情報基盤を活用した新たなデジタルコンテンツの作成を進めている。映像資料アーカイブの活用研究を相互に進め、これまでの成果を確かなものとするため、このたび学術交流協定を締結するに至った。

 また同大グローバル共生研究所は、4号館(聖心グローバルプラザ)内の展示スペースBE*hiveにおいて、地球規模の課題をテーマにした展示とワークショップを展開している。
 本協定のもとで、両者が開発したデジタルコンテンツの実証的研究をさらに進め、地域研究画像をはじめとする所蔵資料の教育活用における新たな知見を得たいとしている。

◆学術交流協定概要
【協定の目的】
 本協定は、両機関が行う研究・教育活動全般における学術交流・協力を推進し、相互の研究・教育の一層の進展と地域社会及び国内外の発展に資することを目的とする。

【学術交流・協力事】
(1)研究活動に関すること。
(2)教育活動に関すること。
(3)研究交流及び人材交流に関すること。
(4)施設・設備の相互利用に関すること。
(5)その他本協定の目的のために双方が必要と認める活動に関すること。

【これまでの学術交流・協力実績】
 聖心女子大学グローバル共生研究所BE*hive「アジア・アフリカの難民・避難民」展(2018年9月17日~2019年3月15日)(平成30年度)国立民族学博物館公募型メディア展示事業による支援)
・聖心女子大学で9月17日より国立民族学博物館などの特別協力による「アジア・アフリカの難民・避難民展・特設展示「武器をアートに」展」を開催(2018.09.14)
 https://www.u-presscenter.jp/article/post-40047.html



【グローバル共生研究所副所長(本協定担当教員)のコメント】
「大阪の国立民族学博物館こと「みんぱく」は、文化人類学・民族学のメッカであり、民族誌学を専門とする私も学生時代から何度も訪問した事があります。インターネットも普及していない時代、私のフィールドであるアフリカ農村地域に暮らす人びとの生活を生き生きと展示する空間に心躍りました。その「みんぱく」と聖心女子大学が学術交流協定を結び、豊かな教育の場を協働で創りあげるのは非常に喜ばしいことです。これまでも、2018年に「みんぱく」から本学に届いた武器アートは、その物語の深さに多くの人が衝撃を受けました。フィールドワークの写真を効果的に紹介するデジタルコンテンツの共同開発もまた、新しい学びのあり方を提供してくれました。今後、大阪と東京という距離を感じさせない展示空間を共有し、教育効果を高め、社会貢献に繋がる機会をともに創造していきたいと考えています」



【国立民族学博物館准教授(本協定担当教員)のコメント】
「聖心女子大学グローバル共生研究所BE*hiveは、子供から大人まで、さまざまな立場の誰もが共に生きることのできる社会の在り方を学び考える展示施設です。2018年のアジア・アフリカの難民・避難民展は、学生をはじめ広く一般の方にもわかりやすく伝えるための工夫に富み、地球規模の課題に取り組む研究所の皆さまの熱意にあふれていました。永年の教育研究と社会活動の実践に支えられたこの意義ある発信と交流の場において、国立民族学博物館で培われた情報展示の技術がお役に立てることは何よりの喜びです。また皆さまとご一緒できますこと、今後の展開を、心より楽しみにしております」


●聖心女子大学グローバル共生研究所
 聖心女子大学の教育理念に基づき、グローバル共生を実践するための教育と研究、そして社会活動を目的に、2017年4月に設立された。同研究所は、地球規模の課題に関わる研究を行うことに加え、市民団体などと連繋し、地域や社会に向けたさまざまな講座やイベントを開催している。また、グローバル化の時代に必要な学びの場として、BE*hive(展示+ワークショップ)の企画運営や大学授業科目「グロバール共生基礎/研究/演習」を開講している。
 https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/



●国立民族学博物館
 国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった研究所である。本館の展示は、世界を9つの地域に分けた地域展示と、音楽や言語の通文化展示からなり、オセアニアを出発して東回りに世界を一周する構成となっている。衣食住などの生活用具を中心とした約1万2000点の展示資料と、世界の儀礼や芸能・生活の様子を紹介する約800本の映像番組などをとおして、世界のさまざまな文化にふれることができる。また、特定のテーマを深く掘り下げた特別展や企画展を年に数回開催している。
 https://www.minpaku.ac.jp/


▼本件に関する問い合わせ先
聖心女子大学 企画部 企画課
(広報担当)小島
住所:東京都渋谷区広尾4-3-1
TEL:03-3407-5249
FAX:03-3407-6126
メール:kikakubu@u-sacred-heart.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
聖心女子大学
ホームページ
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/
代表者
安達 まみ
上場
非上場
所在地
〒150-8938 東京都渋谷区広尾4丁目3-1

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