病院経営を支援するメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)は病院事務職員の皆さまに、来年(2024年)をどのような一年にしたいかを一文字で表してもらい、それを募集したところ、 「改(かい、あらためる)」がトップとなりましたのでお知らせいたします。来年度が診療報酬・介護報酬、障害福祉サービスのトリプル改定であることなどが背景です。
このアンケートは11月7日から12月12日までにWEBで実施、回答者数は1205人でした。投稿の一部には、病院経営を統括されている法人理事長や院長など、医師の皆様の来年の一文字も含まれます。「改」に次いで、約3年間の新型コロナウイルス禍を乗り越え、来年は病院経営にとって「明(るく)」「楽(しく)」なってほしいなどの思いや「進(む)」「変(わる)」「昇(る)」 「新(しい)」など、前向きな気持ちが読み取れる一文字が続きました。
【選んだ理由のご紹介】
■関西メディカル病院 情報企画室 北澤 たずさえ 様
来年出産を控えているため、今後の育児と仕事の両立を考えると不安になるのですが、構え過ぎずに気楽に行きたいという気持ちと、純粋に家族が増えることが楽しみという気持ちから「楽」を選びました。
趣味のおまんじゅう作りが「楽」しい ※北澤さまご提供
■十和田市立中央病院 診療情報管理室 主幹 苫米地 由美 様
来年度はトリプル改定があるため「改」、「変」、「戦」などが頭をよぎりました。決して「楽(らく)」な改定ではないでしょうが、コロナ禍を乗り越えた病院経営や職員にとって少しでも「楽(らく)」な改定となり、「楽」勝で終わってほしい、と願っています。今年は会議や学会、研修なども対面式のものが増えました。来年も「楽しく」交流しながら仕事をしていきたいです。仕事もプライベートも充実し、「楽しかった」「楽(らく)だった」と思えるよう過ごしていきたいという思いで「楽」を選びました。
■くまもと県北病院 経営企画課 副主任 吉田 光恵 様
来年度が改定の年であること、またコロナ禍に開院した当院においては脱コロナ後、初めて通常の医療体制でのスタートとなる年です。「改」の意味として「前のものをやめて新しいものに変える」があり、新たな体制でスタートする当院を表す言葉であると考えます。個人的にもこれまでの業務を改めて見直し、ブラッシュアップしていきたいという思いで「改」を選びました。
■青森県立中央病院 医事第一課 上席医事専門官 松谷 厚聖 様
次回改定に関して、平均在院日数の短縮が直接的な話はもちろん、裏のテーマとなっているように見受けられる議論も例年より多いように感じています。平均在院日数短縮は急性期病院の基本ですが、コロナで停滞していたところもあり、一度そこに立ち返る必要があるだろうという、基本の「基」。そして働き方改革や医療DXなど、医療機関としての基盤をより一層固めていく必要があるという、基盤の「基」。二つの意味から「基」を選びました。
また、事務職のカテゴリーではありませんが、臨床現場にいながら、理事長補佐として経営層の一翼を担い、病院事務の中でリーダーシップを発揮しているお立場として、以下のようにコメントしています。
■恵寿総合病院 理事長補佐 神野 正隆 様
法人内で取り組んでいる色々な仕組みづくりが形になり、より筋肉質な経営になっていく、トリプル改定、医師の働き方改革を迎え、2025年そして2040年に向けて「跳躍」の1年にする!という決意をこめて「跳」を選びました。