ヤマハ発動機株式会社は、高い動作性能とコストパフォーマンスを両立させたスカラロボット「YK-XE」シリーズにクリーンルーム内での自動化作業に最適なクリーンタイプの「YK-XEC」シリーズを追加し、2024年2月1日から順次発売します。
「YK-XEC」は、「YK-XE」の強みであるコストパフォーマンスを生かしつつ、市場需要の高いクリーン度ISO Class4(ISO14644-1)*を満たす新たなクリーンスカラロボットです。
アーム長やZ軸ストローク、最大可搬質量等の主要スペックは「YK-XE」と同一性能を維持し、標準サイクルタイムも0.42sec(YK510XEC)と高い動作性能を発揮。昨今需要が拡大している半導体やハードディスクドライブなどの製造工場、また食品、医療機器関連工場の生産性向上と省人化に寄与します。
当社のスカラロボットは、1976年に自社工場に導入して以来40年を超える歴史があります。以降、製品の拡充を進め、現在では業界トップクラスの豊富な製品群をラインアップしています。より充実したバリエーションの中から最適な機種を選択いただくことで、お客さまの生産設備の最適化と設備投資の低コスト化に貢献します。
なお「YK-XEC」は、11月29日(水)から12月2日(土)まで東京ビッグサイトにて行われる世界最大規模のロボット専門展「2023国際ロボット展」に展示します。
※ ISO規格では、1m³あたりに含まれる粒径0.1μm以上の粒子の数でクラス分けしており、ISOクラス4の場合、測定粒径0.1μmで上限濃度10,000個/m³
クリーンスカラロボット「YK-XEC」シリーズ(写真は「YK510XEC」)