上半期としての史上最高業績を達成し、通期業績見込を上方修正
関西ペイント株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:毛利 訓士)は、2024年3月期の第2四半期決算を確定しましたので、お知らせいたします。
- 第2四半期決算のポイント
・自動車生産台数の回復により、当社の強みである自動車分野が全社業績を牽引。
・値上げ効果と生産効率改善により営業利益は大幅増益。EBITDAマージンも大きく改善。特に日本セグメントの利益が拡大。
・インドでは建築分野の競争激化が進むが、自動車・工業分野の業績拡大が続き、また厳格なコストマネジメントにより、地域全体では前期比大幅な増益。
・一方、景気回復の遅れにより、欧州事業は弱含みで推移。
・低収益資産の圧縮を推進継続中。上半期では、約300億円程度の純利益押上げ効果。
政策保有株式残高の対純資産比率は、前期末の約13.9%から約4.5%へ低下。
- 連結業績概要
第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~9月30日)での売上高は2,740億円(前年比9.3%増)の増収となりました。主に自動車分野において、生産台数が前年を上回り、販売価格の改善が順調に推移したことによる増収です。
営業利益は257億円(同63.3%増)の大幅な増益となりました。売上増に伴い販売費用が増加する中で、販売価格への価格転嫁などの利益改善に取り組んだことによる増益です。
経常利益は、持分法投資利益や円安の影響による為替差益の増加により321億円(同52.5%増)の増益となりました。
当期純利益は、政策保有株縮減による投資有価証券売却益や、インドの土地売却に伴う固定資産売却益を計上したことにより465億円(同275.5%増)の増益となりました。
- 通期計画および進捗状況
本日、現時点における堅調な推移を踏まえ、2023年5月11日に公表した通期業績予想を上方修正いたしました。
売上高は5,550億円(当初見込みから50億円増)、営業利益は450億円(同30億円増)、セグメント利益は500億円(同45億円増)、経常利益は490億円(同40億円増)、当期純利益は570億円(同20億円増)といたしました。
今期計画は、売上高、各段階利益の全てにおいて、過去最高の数値を計画しましたが、さらに数値を更新するとともに、EBITDAについても過去最高を目指します。
詳細は、本日発表の「2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」「業績予想の修正に関するお知らせ」「2023年度 第2四半期決算説明資料」をご覧ください。