【東京農業大学(共同研究)】アザラシではフェロモンの受容器官が特殊な粘液の分泌器官に変化していることを発見
- 2024年11月25日
- 10:01
- 学校法人東京農業大学
- 医療・科学
東京農業大学および越井木材工業株式会社、株式会社コシイプレザービングが包括連携協定を締結
~森林・木材の果たす役割を研究し、脱炭素社会の形成を促進~
1.締結日 | 2023年7月25日(火) |
2.目 的 | 脱炭素社会形成の為に森林・木材の果たす役割は重要になっている。森林の持続的経営を促進する仕組み作り、木材の利用促進につながる技術開発、森林・木材の次世代の担い手育成が求められている。このような背景のもとで、本協定では下記の項目を取り組む。 ① 研究 ・木材の耐久性向上の技術開発(薬剤注入処理、樹脂含浸処理、熱処理など) ・国産材サプライチェーンの構築(国産材プラットホームKISMなど) ・木材の土木利用(木杭による山腹崩壊対策、木製浮き基礎など) ・循環型社会における木材製品の開発(生分解性接着剤など) ② 教育 ・木育と食育の相乗効果の検証と、2つの教育を組合せた新しい教育モデルの構築 ・インターンシップの開催 ・奨学金制度の設立 越井木材工業株式会社は、主に住宅、製材、建築、輸送機、鉄道車両の分野から、株式会社コシイプレザービングは、住宅、森林土木の分野からの視点で参加する。 |
1.戦後植林した森林は伐採期を迎えているが、森林の手入れが十分にされていない現状がある。問題は、伐採後の丸太を製材する製材所の減少、木材需要拡大が進んでいないことである。これを解決する為には、国産材プラットホームの確立や、屋外でも使用出来る木製品の開発が必要である。本協定の活動は、日本の森林再生に貢献できる。 2.木材は再生可能な資源であり、循環型社会形成の為には欠かせない。しかし、木材産業の分野でも課題がある。たとえば、木材産業では多くの接着剤が使用されているが、石油系由来の接着剤がほとんどである。これを木材成分由来の接着剤、生分解性接着剤が使用できるようになれば 、より完成された循環型社会形成に貢献できる。 3.木育と食育を組合せた新しい教育モデルを構築することで、心豊かな人材を育てるとともに、持続的森林経営を担う次世代の人材を育てることに貢献できる。 4.インターンシップ開催により木材・森林に触れ、体感し、木材への理解を深められる。奨学金の設立は木材、林業分野での向学心のある学生をサポートできる。これらにより、木材を理解し、脱炭素社会、循環型社会で活躍する人材育成に貢献する。 5.3キャンパスごとに森林科学や生物資源科学等を専門とする教員が担当として配置されているため、これら教員と越井木材工業株式会社が連携を図り、各キャンパスの専門性を活かした教育・研究を進めることが可能である。 |