生成AI導入前の組織に不可欠な取り組みのポイントを解説
株式会社ビービット(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 直紀、以下「ビービット」)は、最新レポート「ChatGPT・生成AIから始めない、AI時代の生存戦略と組織的準備」(以下、本レポート)を公開しました。本レポートでは、顧客向けサービスへの生成AI活用の必要性を感じつつも、さまざまな理由から検討開始できずにいる事業組織の責任者・マネージャ層に向けて、生成AI導入前に実施すべき準備について解説しています。
レポート全文は、以下よりダウンロードください。
事業組織が抱える「生成AI導入」のジレンマ
2022年11月30日、OpenAIがAIチャットボット「ChatGPT」を一般公開して以降、生成AIをビジネスに活用しようとする動きが国内外で大きな盛り上がりを見せています。
生成AIのコンテンツ生成力はすさまじく、顧客向けサービスへの活用を開始した先行企業によって、既存の業界・ビジネスモデルの破壊(ディスラプション)がじわじわと進行しています。
ビービットは、2000年創業以降、800社以上の大企業に対して最先端のデジタル技術を活用した顧客体験の設計・向上支援サービスを提供してきました。そして今、生成AIの誕生を顧客体験における大きな変化と捉え、企業としての対応の必要性をさまざまな場で発信しています。実際の活用検討のご支援の機会も増え、多くのエンタープライズ企業の事業責任者の方々との議論を進めています。
その中で、以下のようないくつかの共通課題が見えてきました。
- 生成AIの全社活用ルールの整備が完了していないため、詳細が決まるまで活用検討ができない
- 生成AI活用検討のプロジェクトチームが立ち上がっているが、チームにアサインされておらず積極的な検討が進められない
- 既存事業の企画・運用で忙しく、AI技術のキャッチアップや新しい企画の検討を行う時間がない
- AIなどのデジタル技術に対する苦手意識があり、詳しいメンバーも社内におらず検討開始に二の足を踏んでいる
そうした状況にある方々に対して、本レポートでは「今すぐ生成AI導入を進められなくても、生成AI時代の準備・対応として開始できることは十分にある」と訴えています。
生成AI導入後を見据え、今から準備すべきこととは
現在、これまで人間が手がけていた各種コンテンツの作成が、生成AIによって代替可能になりつつあります。しかし現時点では、生成AIが自身のアウトプットの品質を自ら判断・評価することはできません。この品質をいかに組織的に高め続けることができるかが、顧客に選ばれ続けるサービスにするための重要なポイントになります。
本レポートでは、この「品質」をUXの視点から分析し、組織的に継続的な品質向上を実現するために、生成AI導入前のフェーズで準備すべきことを提案しています。この準備を事前に実施することで、後発で生成AI導入を開始したとしてもサービスの競争力を高め続けることが可能になります。
今後もビービットは、「役に立つことがビジネスの主目的となった一兆スマイル社会」を目指し、最先端のデジタル技術を活用した顧客体験の向上を支援してまいります。