芦屋市を盛り上げようと、武庫川女子大学生活環境学科の学生たちが7月2日、「七夕飾りワークショップ」を開催しました。



JR芦屋駅南の「茶屋さくら通り」を中心に7月1日から7日まで実施された「茶屋七夕フェスタ」(主催:茶屋さくら通り協議会、共催:武庫川女子大学)で、生活環境学科まちづくりコースの学生10人が「七夕飾りワークショップ」に取り組みました。一日だけの開催ながら幅広い世代の120人が集まり、会場は大盛況。ワークショップ当日は芦屋市の高島崚輔市長も参加し、学生といっしょに七夕飾りを作って市民と和やかに交流しました。




 「フィールドデザイン演習III」を履修している3年生10人がチームに分かれ、授業の一環として七夕飾りワークショップ、アンケート、オリジナル絵本の3種のプロジェクトに取り組みました。
 七夕飾りはカラフルなスタンプやセロハンで装飾した桜のカードに願い事を書き、桜の古木に飾り付けて七夕ムードを表現。アンケートは「芦屋市の好きなところ」を一言ずつ桜型のカードに書いて、大判の模造紙に描いた桜の枝に貼り付けて''満開''に。オリジナル絵本『さくらまちとミライ』は、学生2人が原画からストーリーまですべて手作りしました。絵本は、芦屋市に住む「ミライ君」が5人の桜の妖精と出会い、芦屋市の魅力を発見する物語です。
 学生たちは「絵本に描く場所を探して市内を歩き、歴史と現代のつながりを考えながら仕上げました。大変だったけれど、子どもたちが真剣に読んでくれ、年配の方が懐かしがってくれてうれしかった」と話します。

 3つのプロジェクトをまとめたのは教務助手の岡本真由子さん。岡本さんは絵本のキャラクターを木材で型どり、「積み木」やキーホルダーなどのグッズを製作しました。これらのグッズやワークショップで作った作品は7月8、9日に武庫川女子大学で開催するオープンキャンパスで学内に展示します。
 岡本さんは「作品のパワーが住民の皆さんの大きな笑顔につながり、町が活性化するのを実感しました。学生たちが授業時間外もそれぞれのプロジェクトに取り組んだ成果です」と話しています。


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