国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)における「次世代研究者挑戦的研究プログラム」事業に採択された本学の未来医療創造人育成プロジェクト 「BUTTOBE(ぶっとべ)」~Beef Up Toyaku Talents to gO BEyond the Borders~の3期目がスタートし、2023年6月1日にBoot Camp1が開催されました。
【概要・背景】
2021年度に始まった「東京薬科大学 未来医療創造人育成プロジェクトBUTTOBE」(Beef Up Toyaku Talents to gO BEyond the Borders。以下、「BUTTOBE(ぶっとべ)」プロジェクト)は、既存の常識や枠組みにとらわれず、声高く理念を掲げ、能力と技術と人脈により障害となり得るあらゆる境界を越えてその志を形にしていく、「次世代の志士」の育成プロジェクトです。必要なコンピテンシーを育み、日本を取り巻く医療の難局を打破して革新を成し得る、文字通り『ぶっとんだ人財』を社会に輩出することを目指しています。
「BUTTOBE(ぶっとべ)」プロジェクトは、学生が将来活躍する場として学術・医薬品開発・医療社会の3分野を想定し、これらの分野を創造する「未来学術フォアランナー」「未来学術イノベーター」「未来医療社会クリエイター」というコースに分け、各分野に応じたキャリア開発・育成プログラムを提供しています。各コースでは、プロジェクト学生の専門性を高めるとともに、ミッション・ビジョン・バリューの形成を進め、各自のアイデンティティを醸成しています。
今回のBoot Camp1では、講師に東京大学大学院医学系研究科老年病学准教授の小川純人先生を招へいして特別講演会を開催しました。講演テーマは「高齢者疾患・フレイルの特性と薬物療法の可能性」で、高齢者疾患とフレイルの特性および対処法について、小川先生から時にユーモアを交えながら最先端の臨床現場の状況や豊富な最新データを紹介していただきました。
また、6月29・30日には、学生と職員が本学と同じくSPRING事業に採択された岐阜薬科大学を訪問し、事業交流会を行いました。互いの事業内容や研究内容、SPRING活動を紹介し、岐阜薬科大学の研究室等を見学して情報交換を行い、今後の研究交流の発展が期待される交流会となりました。
3期目には、博士課程の学生18名(薬学研究科14名、生命科学研究科4名)が参加しており、学外講師を招聘した特別講演や学生が自身の将来像を発表する「Boot Camp1」、医療改革プランコンペティションを発表する「Boot Camp2」の他、海外ラボ・大学訪問や国際学会に参加する「海外武者修行」、国内ラボ・大学訪問や超異分野学会への参加、薬学会その他での大学院シンポジウム企画などを行う「国内武者修行」、国内外でのインターン、本学での岐阜薬科大学との事業交流会などが予定されています。
(プロジェクト実施期間)
2021年度~2025年度
(プロジェクトのホームページ)
https://www.toyaku.ac.jp/research/buttobe/index.html
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