神戸女学院大学(兵庫県西宮市/学長:中野敬一)は6月28日(水)、同大が保管しているスタインウェイ社(米国・ニューヨーク)製のスクエア・ピアノを3年ぶりに演奏する。これは、授業科目「初期神戸女学院」の一環として行われるもの。同科目の履修者を対象とし、演奏は同大学院音楽研究科の大学院生が担当する。
神戸女学院大学のスタインウェイ社製スクエア・ピアノ(No.4444、1860年製造)* は、同社製のものとして現存する日本最古の演奏可能な楽器。1890年に音楽教育のためにカナダの教会関係者より寄贈された。
近年は、老朽化が進むとともに、修理が困難となっているため、同大の歴史を学ぶ授業「初期神戸女学院」において年に1回、演奏を行ってきた。コロナ禍により中断していたが、このたび3年ぶりに演奏を再開。当日は、同大大学院音楽研究科の1年生7人が、スクエア・ピアノの演奏を交えた楽曲を浴衣姿で披露する。概要は下記の通り。
◆日本最古の演奏可能なスタインウェイ社製スクエア・ピアノの演奏
【日 時】6月28日(水)16:40~18:10(演奏は17:00頃から 1時間程度)
【場 所】神戸女学院大学 エミリー・ブラウン館1F めじラウンジ
【指導教員】津上智実(つがみ もとみ)神戸女学院大学名誉教授・非常勤講師
【対 象】「初期神戸女学院」履修者(大学生)
※ぜひ、取材にお越しいただきますよう、よろしくお願いいたします。
■初期神戸女学院
キリスト教主義のミッション・スクールから始まった神戸女学院大学の教育機関としてのミッション、教育の精神とそのルーツを学ぶ。特にその教育内容として、明治・大正時代における英語教育と音楽教育および体育教育を取り上げる。
*スクエア・ピアノ:蓋を閉めると完全に鍵盤が隠れ、テーブルのようになる形のピアノ。19世紀後半からアメリカを中心に盛んに製造されていた。
▼本件に関する問い合わせ先
神戸女学院大学 入学センター・広報室
三枝(さえぐさ)・竹内(たけうち)
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