環境省が食品ロス削減と食品リサイクルを実効的に推進するための先進的事例を創出し、広く情報発信・横展開を図ることを目的に公募を行った「食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業、mottECO導入モデル事業、食品リサイクル推進・食品ロス削減モデル事業、学校給食における食品リサイクル推進・食品ロス削減モデル事業」(以下、本モデル事業)において、学校法人藍野大学は本モデル事業の趣旨に賛同し申請を行い、部門II「食品廃棄ゼロエリア推進方策導入モデル事業」に採択されました。
〇環境省 令和5年度 食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等の採択結果について
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https://www.env.go.jp/press/press_01666.html≫
【概要】
1.事業名称:『学生の手で創出「学生食堂循環サイクル」』
2.事業の内容
学生食堂の食品廃棄物由来の液体肥料を用いて水耕栽培を行い、収穫した野菜を学生食堂にて提供する。水耕栽培装置は食堂内に設置し、学生・生徒、教職員への循環の見える化を図ることに加え、学生ボランティアが各取組にも携わることで、学生が自身の手で循環サイクルを創出、持続可能性を体験することを目指す。
3.事業の実施体制
学生ボランティア約10名、教職員7名
4.これまでの取り組み
(1)食品ロスに関するアンケートの実施
食品ロスに対する意識を把握するために、また食品ロスを知る・削減に取り組むきっかけ作りのためにアンケート調査を実施。
(2)独自の食品ロス削減啓発冊子の制作・配布
学生・生徒、教職員が、食品ロスについて、知る、学ぶ、考える機会をつくるために独自の啓発冊子を制作し配布。
(3)食品ロス削減 啓発パネルの設置
学生が集まる学生ホールなどに「食品ロスの問題を身近に感じる空間」をつくるため、啓発パネルを設置。デザインは学生・生徒に公募。(興味・関心の向上、友人の共感を意図している。)
(4)フードドライブ活動およびフードパントリー活動
食べ切れずに余っている未利用品を学生・生徒や教職員のご家庭で探してもらうことで、もったいないという気づきを与える機会として 行っている。集まった食品は経済的に困窮している学生や、一人暮らしの学生、寮生に配布。
(5)学内連携による食事準備量の最適化
学校事務局から「学事・時間割」等を学生食堂に共有し、学生食堂が食事準備量の最適化を試みている。
(6)食べ切れるごはん量の設定
定食と丼ぶり、カレーライスのごはんの量を小盛・並盛・大盛の中から、学生が自ら考えて食べ切れる量を考えて選択できるようにしている。(直近3ヶ月の平均:小盛23.0%、並盛30.8%、大盛46.2%)
(7)食事メニューサンプルの写真化
令和4年11月から食事メニューサンプルを実物から写真への変更を進めている。
(8)生ごみ処理機の活用
学生食堂から排出された食品廃棄物を生ごみ処理機で処理することにより、焼却(CO2)・埋立を削減。
【関連リンク】
環境省ホームページ
https://www.env.go.jp/press/111129.html
学校法人藍野大学ホームページ
http://www.aino.ac.jp/
【学校概要】
学校名: 学校法人藍野大学
代表者: 理事長 小山 英夫
所在地: 大阪府茨木市高田町1番22号
設 立: 1979年
URL:
http://www.aino.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人藍野大学 法人事務局 総務センター
岡山
住所:大阪府茨木市高田町1番22号
TEL:072-621-3764
FAX:072-621-3756
メール:admin@aino.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/