京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)と株式会社わたしたち(本社:静岡県伊豆の国市,代表:中野 あゆみ,以下 ㈱わたしたち)は共同で,
「京急沿線子育て応援ネットワーク Weavee(ウィービー)」(以下 Weavee)を2023年5月10日(水)に開設し,子育て中の方々が「好きなこと」を通じて地域とつながり,活躍できる環境づくりに取り組みます。
これは,京急沿線エリアマネジメント構想「COCOON Project」を推進する京急電鉄と,全国で地域の母親が番組制作にチャレンジする「ママ夢ラジオ」プロジェクトを推進する㈱わたしたちが,共同で
京急沿線の各エリアで活動する子育てサークルやコミュニティ同士が連携するネットワークを構築するもので,ママクリエイターが自分の好きなこと,得意なことなどを活かした地域ビジネスづくりに取り組める環境整備を目指します。
Weaveeは,今後,京急が沿線各エリアで展開する地域情報/MaaSサイトやSNSにおける
地域紹介記事やWEBデザインなどの制作を通じた「コンテンツ制作の地産地消」など地域ビジネスの創出を目指すほか,
お互いを応援しあうビジネスマッチングの場として「京急沿線ママクリエイターサミット」開催を目指します。
さらに,Weaveeは,品川,川崎,横浜,三浦半島など,京急沿線各エリアで活動する子育てコミュニティの活動と連携し,
子どもと一緒に働けるコワーキング施設やコミュニティカフェの整備,趣味を生かした地域イベント,ママクリエイター講座,子育て相談会,子育て合宿事業など,地域の課題に応じた子育て支援活動の取り組みを進めます。
この取り組みとあわせ,京急グループでは,2023年10月1日(日)から,京急線小児IC運賃の全区間75円均一を実施し,ご利用しやすい運賃体系とすることで,お子さまや子育て世代の負担軽減とお出かけを応援するほか,お子さまとの暮らしを豊かにする施設の展開なども行っております。
京急グループおよび㈱わたしたちは,今後も「COCOON Project」の拠点などを活用した地域活動やネットワーク強化を通じて,地域の課題に応じた子育て応援を進め,持続的な沿線地域の構築に取り組んでまいります。
子育て応援ネットワーク活動イメージ
京急沿線子育て応援ネットワークの設立・ほか子育て応援施策について
1.京急沿線子育て応援ネットワークについて
(1)名称
京急沿線子育て応援ネットワーク Weavee(ウィービー)
“weave”(織る)と“we”を掛け合わせた言葉で,共に繋がりを作り上げていくイメージを表現しています。
(2)概要
本ネットワークは,京急沿線の子どもやその保護者が定期的に集まり,イベントなどを通じて,こどもや保護者同士が交流・情報交換をすることで,京急沿線での子育てをより有意義にすることを目指し行う活動です。
(3)開設日
2023年5月10日(水)
(4)活動場所
京急沿線エリア ※COCOON Projectの各地域交流拠点なども活用予定
(5)主な活動(予定)
各エリアで活動する子育てコミュニティやママクリエイターと連携し,イベントや拠点整備などを進めるほか,エリア広域連携として,地域ビジネス創出や交流会の実施も予定しています。
イ.全エリア共通の取り組み
●地域情報発信を通じた地域ビジネスの創出
ママクリエイターによる地域紹介記事,写真,動画,WEBデザインなどの制作物を,京急電鉄が運営するSNSや地域情報/MaaSサイトなどで発信することで,コンテンツ制作の地産地消といった地域ビジネスの創出を目指します。
●「京急沿線ママクリエイターサミット」の開催
お互いを応援しあえる場,情報交換やビジネスマッチングの場として「京急沿線ママクリエイターサミット」開催を目指します。
ロ.エリア別の取り組み
●エリア
港区・品川区
●
地域WEBサイト
なし
●
京急グループが運営する交流拠点
SHINAGAWA1930
●
ママ夢ラジオ放送局
なし
●
連携団体
ママプラスカフェ(㈱ネスタ)
●
主な取り組み
京急グループの㈱Rバンクが運営するコミュニティ拠点「SHINAGAWA1930」内「ママプラスカフェ」を活用し,子どもと一緒に仕事ができるコワーキングスペースやイベント実施を推進
●
エリア
大田区
●
地域WEBサイト
おおたCOCOON
●
京急グループが運営する交流拠点
COCOONひろば平和島(平和島駅)
●
ママ夢ラジオ放送局
なし
●
連携団体
NPO法人あいだ
●
主な取り組み
COCOONひろば平和島を活用し,移動式こども食堂(2023年5月~7月)を実施予定
●
エリア
川崎市
●
地域WEBサイト
川崎COCOON
●
京急グループが運営する交流拠点
Park Line 870(八丁畷駅)
●
ママ夢ラジオ放送局
なし
●
連携団体
川崎区盛り上げ隊!,コトキュンかわさき
●
主な取り組み
子育て中のママを中心に自身の得意な手しごとなどでイベント活動を行う団体「川崎区盛り上げ隊!」,子どもたちの声から生まれた子育て応援プロジェクト「コトキュンかわさき」と連携した地域活動に取り組む。直近ではイベント「カワママ」(5月)を予定
●
エリア
横浜都心
●
地域WEBサイト
横浜COCOON
●
京急グループが運営する交流拠点
なし
●
ママ夢ラジオ放送局
マリンFM
●
連携団体
なし
●
主な取り組み
京急グループが運営する横浜市役所低層部商業施設「LUXS FRONT(ラクシスフロント)」などを活用した子育て世代向け交流事業を企画検討予定
●
エリア
上大岡
●
地域WEBサイト
なし
●
京急グループが運営する交流拠点
なし
●
ママ夢ラジオ放送局
なし
●
連携団体
京急つながりmama
●
主な取り組み
・上大岡周辺で「好きなこと,得意なこと」でつながるコミュニティカフェ開設を目指す
・ママクリエイター講座など,ママ作家の活動支援やシゴト創出も進める
・さらに,「上大岡COCOON」サイト開設に向けた企画会議も京急電鉄と共同で実施予定
●エリア
金沢区
●
地域WEBサイト
かなざわCOCOON
●京急グループが運営する交流拠点
よりみちガーデン(金沢文庫駅)
●
ママ夢ラジオ放送局
金沢シーサイドFM
●
連携団体
金沢区ママ
●
主な取り組み
・京急電鉄と横浜市の連携協定に基づき,「おかまちプロジェクト」や,よりみちガーデンの取り組みを通じた子育て支援活動創出を目指す
・金沢区ご当地カルタ【カナかる!】の企画制作や金沢区生誕75周年を記念した5月13,14日開催の「金沢区の日」のイベント企画を通じた地域活性化にも取り組む
●
エリア
三浦半島
●
地域WEBサイト
三浦COCOON
●京急グループが運営する交流拠点
なし
●
ママ夢ラジオ放送局
FMブルー湘南
●
連携団体
①横須賀盛り上げ隊
②㈱もう1冊の母子手帳
●主な取り組み
①横須賀のイベント情報やおすすめの場所など情報発信に加え,マルシェを定期的に開催
②三浦のヒト・モノ・サービスを繋ぐ拠点「MiuraConnectHouse」を開設し,託児,子育て相談,親子ワークショップ,ばあちゃん食堂などに取り組む。「三浦子育て合宿事業」も実施予定
(参 考)
1.ママ夢ラジオについて
「話すことから,つながろう。」を合言葉に,コミュニティFMで企画,構成,宣伝,出演まですべてを母親たちが行うラジオ制作プロジェクト。
母親たちが持つ豊富な知見や経験を共有する場を作り,自分たちの住む街の魅力や生活に役立つ情報を発信することで,社会的評価や地域貢献へのやりがいを創出している。全国20局で放送中!
【会社概要】
法 人 名:株式会社わたしたち
設 立:2022年1月11日
所 在 地:静岡県伊豆の国市原木627
代表取締役:中野 あゆみ
事業責任者:竹岡 望
U R L:
https://mamayumeradio.com/about/
2.各エリア連携団体について
(1)株式会社ネスタ
ママプラスカフェでの活動イメージ
イ.代表者
岡田 壮史
ロ.運営施設
ママプラスカフェ品川店
住所:東京都品川区北品川1丁目21−9
TEL:03-6712-9395
URL:
https://cafe.mamaplus.jp/shinagawa
定休日:日曜,月曜
ランチ 10:00~15:00(L.O 14:00)
ディナー 17:00~22:00(L.O 20:30)
ハ.主な活動
「ママパパの第三の場所」として,1930年から品川にある古民家をママカフェ&コ和ーキングスペースとしてフルリノベーションしたカフェを運営,親子で楽しめるワークショップやイベントも開催します。
(2)NPO法人あいだ
イ.代表者
奥野 洋子
ロ.URL
https://npoaida.org/
ハ.主な活動
移動式子ども食堂「あい♡だいな〜」の活動を展開,京急沿線でも金沢区に続き大田区でも実施予定,地域で子育てに関わる方の声を吸い上げ,「子育てしやすいまち」に向けた施策に繋げることを目指します。
(3)川崎区盛り上げ隊!
イ.代表者
米澤 奈緒
ロ.URL
https://www.instagram.com/kawasakikumoriagetai/
ハ.主な活動
「“好き”を楽しむパワーと笑顔でまちを元気に!!」をコンセプトに,川崎区を盛り上げたい仲間たちが自身の特技・手しごとを活かしてイベントを中心としたまちを盛り上げる活動に取り組む団体です。ハンドメイド品の販売や,作る楽しさを体験できるワークショップ,マッサージ等の癒しコンテンツ,講座や交流会など様々なジャンルで活動しています。得意を楽しく仕事にするだけでなく,まちで活かし,地域活性化への貢献を目指しています。
(4)コトキュンかわさき
イ.代表者
関田 美穂
ロ.URL
https://www.instagram.com/cotokyun.kawasaki/
ハ.主な活動
「パパとママをハッピーにさせちゃおう」子どもたちの声から生まれた川崎区の子育て応援プロジェクトです。参加費無料のイベント「コトキュンパーク」を毎月公園で開催しています。
(5)京急つながりママ
イ.代表者
池田 真美
ロ.URL
https://www.instagram.com/keikyu_tsunagarimama2021
ハ.主な活動
\ママの笑顔が輝くマルシェを開催したい/と想い子育て中のママ4人で立ち上げたコミュニティです。
2020年からママ作家・講師のつながりと学びの場を提供中。
ママの好きや得意を活かし,イベントやマルシェを開催し地域を盛り上げていく活動をしています。
(6)金沢区ママ
(6)金沢区ママ
イ.代表者
上野 さやか
ロ.URL
https://lit.link/kanazawakumama
ハ.主な活動
子育てサークル「金沢区ママ」は,2007年から活動をしています。
活動拠点は金沢区釜利谷東にある「ルンビニー-つながりの庭-」です。このサークルでは,地域のお知らせやイベント情報を様々なSNSを通して発信し,ママたちの特技を活かしたハンドメイド部やおしごと部などの活動にも力を入れています。
(7)横須賀盛り上げ隊
イ.代表者
鈴木 英恵
ロ.U R L
https://instagram.com/yokosukamoriagetai?igshid=YmMyMTA2M2Y=
ハ.主な活動
横須賀を中心としたイベントや情報を発信して横須賀を盛り上げていく活動をしています!
情報のシェアなどFacebookやInstagramにて発信しています。
(8)株式会社もう1冊の母子手帳
イ.代表者
元吉 祐里
ロ.所在地
千葉県佐倉市
ハ.URL
https://ichiboshi.me/about/
ニ.主な活動
もう1冊の母子手帳で,当たり前に“育児”を学ぶことができ,育児で悩み苦しまない世界をつくる!という想いから,楽笑育児を推進。そして育児のプロフェッショナルになり仕事にもできる,母子手帳トレーナー講座をオンラインにて開講。
日本全国,韓国,アメリカにトレーナーがおり,多くの子育てママが講師として活動中。三浦半島でも,ママも子ども達ものびのびと生きられるようになる,育児合宿を不定期開催中。
3.京急沿線エリアマネジメント構想「COCOON(コクーン) Project」について
京急沿線でのエリアマネジメント活動は,都市,商業地,住宅街,観光地などエリアごとの特性に合わせ,その地域のプレイヤー(COCOONファミリー)と共同で,「滞在環境の整備」,「働く場の創出」,「地域環境問題への取り組み」など地域課題の解決に向けローカルに進める
【ローカライズ領域】
一方で,その活動を支えるMaaSやモビリティ基盤などは共通化し,電車,バスを含む地域生活者の移動や滞在利便性を向上
【共通基盤拡大の領域】
「ローカライズ」と「共通基盤拡大」を同時に進め,まちの個性を磨き上げるとともに,京急沿線全体をサステナブルな地域とすべくエリア価値を高めていくことを目指す。
【イメージ図】
※「三浦COCOON」「おおたCOCOON」「横浜COCOON」「川崎COCOON」「かなざわCOCOON」以外のエリアは現時点のイメージ
(1)京急沿線におけるエリアマネジメントの取り組み
■三浦半島エリア
地域事業者,自治体など165団体(5月10日現在)参加の「COCOONファミリー」とともに,①組織化,②拠点整備,③MaaS整備,④モビリティ整備に取り組む「三浦COCOON」を推進
■金沢区エリア
2018年に横浜市と連携協定を締結し「みんなの富岡・能見台丘と緑のまちづくり」に産・官・学・地域で取り組み,8つの地域創発リーディングプロジェクトを推進
■横浜エリア
2022年10月に「横浜COCOON」を開設。横浜市などと従来からまちづくりに取り組む日ノ出町~黄金町駅の大岡川周辺エリアを中心に,エリアの価値を高める取り組みを推進
■大田区エリア
2022年8月に「おおたCOCOON」を開設し,平和島駅前交流拠点「COCOONひろば平和島」や情報サイト「おおたCOCOON」を通じて,エリアの価値を高める取り組みを推進。2022年12月に大田区と連携協定を締結し公民連携の取り組みをさらに推進
■川崎エリア
2017年に川崎市と連携協定を締結し,産業や暮らしを支える地域活性化の実現に向けた取り組みを連携,協力して推進,2023年4月1日(土)に,八丁畷駅前に地域交流拠点「Park Line 870」を開設
4.鉄道小児均一運賃の導入(全区間75円均一)
(1)開始日
2023年10月1日(日)
(2)実施内容 小児用ICカードで京急線を利用する際,1乗車につき75円とします。
なお,
「小児IC運賃を持続的に大人の初乗り運賃の半額以下に均一化する取り組み」は関東の鉄道事業者で2例目の実施となります。
※本施策の詳細は,本日発表の別リリース(
https://www.keikyu.co.jp/company/news/2023/20230510HP_23013TE.html)をご覧ください。
5.お客さまのお問い合わせ先
京急ご案内センター 受付時間 9:00~17:00(年末年始は休業)
TEL.03-5789-8686/045-225-9696
※営業時間は変更となる場合がございます。
6.京急グループのお子さまとの暮らしを豊かにする施設・イベント
・京急幼稚園・京急キッズランド保育園
京急グループはこれまでも,1970年に開園した京急幼稚園(全1園),2000年からは京急キッズランド保育園(全8園)を開園し,沿線への子育て環境の整備に自ら取り組んでいます。
・京急ミュージアム
「本物」を見て,触れて,楽しむをコンセプトに,「京急デハ230形」など各種展示や体験を用意したミュージアムです。運転体験や,自分だけのプラレール®の工作体験ができる「マイ車両工場」もお子さまに人気です。
・BIGFUN(ビッグファン)平和島
京急グループの京急開発が運営するBIGFUN平和島では,子どもの豊かな好奇心を養いながら,交通安全・防災意識・環境対策への理解を深めてもらう事を目的としたイベント「はたらく乗り物大集合!in HEIWAJIMA」を開催,また,子どもだけの環境で経済を体験し学ぶ「キッズフリマ」など,子ども向けイベントを多数開催しています。
・個室ベビーケアルーム「mamaro」
子育てがしやすい魅力あふれるまちづくりの一環として,授乳,離乳食およびおむつ交換といったチャイルドケアができる環境を提供する可動型完全個室のベビーケアルーム「mamaro」を2020年10月から京急富岡駅構内に導入しています。
沿線の中でも人口減少や高齢化の進む富岡西・能見台エリアを「誰もが住みたい,住み続けたいまち」としての魅力向上を目指し,子育てがしやすいまち」として取り組む事業の一つです。
・けいきゅうキッズチャレンジ!
美しい自然や豊かな産業など多彩な魅力にあふれる京急沿線をフィールドに,もっとたくさんの子どもたちに沿線の魅力を知っていただき,さらには子どもたち自身の成長にもつながるプログラムを実施しています。
ふだんはできない“本物”の職業体験や自然体験を通じて子どもたちの五感を刺激し好奇心を育み,心身の成長をサポートいたします。
・沿線教育施設への職場紹介
沿線の幼稚園や保育園,小学校などを対象に,駅や電車の検車区やバスの営業所,京急ミュージアムなどにご招待し,仕事紹介・職場体験などを行っています。
以上