関西ペイント株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:毛利 訓士、以下「関西ペイント」)の欧州連結子会社であるKansai Helios Coatings GmbH(以下Helios社)は、2022年12月16日付プレスリリース「連結子会社Helios、鉄道塗料事業資産を買収」の通り、2023年5月2日にBeckersグループの子会社であるBecker Industrie SAS(以下Beckers社)から鉄道塗料の事業資産の買収を完了しましたので、お知らせします。Helios社はフランスにおいて初の子会社「KANSAI HELIOS France SAS」を設立し、Heliosグループ内で連携しBeckers社から取得した鉄道塗料事業を行います。
Helios社は、オーストリアにHolding会社を持ち、欧州広域で工業用塗料を始めとした幅広い用途の塗料を提供しています。鉄道用塗料としては、Rembrandtin、Heliosと2つのブランドを擁し、更には2022年8月に事業資産買収しドイツで設立したKANSAI HELIOS Wefa社(以下、Wefa社)の事業ブランドを新たに加え、欧州における鉄道用塗料市場で確固たる地位を築いてきました。
Beckersグループは、コイルコーティング塗装においてナンバーワンサプライヤーであり、世界中の工業用塗料のリーディングサプライヤーの1社です。1865年に創業、世界17か国、23拠点で生産、60か国で販売しています。
フランス及び周辺国での鉄道用塗料の地位と高い技術力を有するBeckers社の事業を引き継ぐことで、Helios社はフランスなどの新市場への進出を果たすとともに、当社の欧州および世界での鉄道用塗料をはじめとした工業分野における競争力を更に強化するものとなります。
当社グループは、2022年4月にスタートした第17次中期経営計画の重点方針のひとつとして「成長分野への積極投資」を掲げています。インドや欧州を中心に当社グループの強みを強化しつつ、200億円規模の枠で中小型のM&Aを行い、海外事業の拡大を進めております。これまでに本件のほか、Helios社において2022年8月にドイツwefa社の鉄道事業資産の買収完了、2023年2月に粉体塗料事業会社CWSグループの買収完了を発表しています。
今後も、引き続きグループ戦略として「B to Bビジネスへのシフト」「インド・欧州等の注力事業・分野の強化」を進めてまいります。事業ポートフォリオの最大化を実現する中小規模のM&Aだけでなく、大規模なM&Aの可能性も模索しながら、当社グループの事業拡大を進めてまいります。
■関連ニュースリリース
・2022年12月16日 関西ペイントグループ、欧州事業を拡大連結子会社Helios、鉄道塗料事業資産を買収
https://www.kansai.co.jp/news/press22/publicrelationsnewsarticle.html-34
・2023年 2月 2日 連結子会社Helios社、CWSグループの買収を完了
https://www.kansai.co.jp/news/press23/publicrelationsnewsarticle.html-3
■関連資料
・2021年11月17日 戦略説明会資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4613/ir_material_for_fiscal_ym/109137/00.pdf
■会社概要
会社名 : 関西ペイント株式会社
本社 : 大阪市中央区今橋二丁目6番14号
代表者 : 代表取締役社長 毛利 訓士
設立 : 1918年5月17日
事業内容: 「各種塗料の製造・販売」「配色設計」「バイオ関連製品および電子材料関連製品の製造・販売」
ホームページ:
https://www.kansai.co.jp/
■Helios社概要
会社名: Kansai Helios Coatings GmbH
本社 : Ignaz-Kock-Strasse 15 1210 Vienna, Austria
代表者: Dietmar JOST
設立 : 2005年1月19日
事業内容: 「塗料・接着剤・樹脂・その他化学品の製造販売事業グループの持株会社」
株主構成: 関西ペイント株式会社80%
ホームページ:
https://www.kansai-helios.eu/
■関西ペイントについて
関西ペイントは、1918年に創業以来、100年以上にわたり塗料や塗料事業で培った技術を提供してきました。「塗料事業で培った技術と人財を最大限に活かした製品・サービスを通じて、人と社会の発展を支える」というミッションのもと、地球環境と世界に貢献し、持続的に成長できる企業グループを目指してまいります。