株式会社東和エンジニアリングは、高品質な桃の産地として知られる春日居町(山梨県笛吹市)で桃圃場運営を行っている当社グループ会社である東和AGワークス株式会社と共に、玉川大学の2023年度 春学期(4月~7月) 観光学部「観光開発論B」における産学連携授業を開始しました。
2023年4月20日(木)玉川大学での東和エンジニアリング、東和AGワークスがゲスト講師として登場
本授業では、山梨県“春日居の桃”を地域資源とした持続可能な観光のあり方を探求し、観光開発の意義、開発の成果と問題点を明らかにしながら、マーケティングやマネジメントといった科学的アプローチ手法を用いて、観光開発計画の立案をチームで推進し、授業最終日に発表をする予定です。
当社は、桃をはじめとした農業や地域連携、ビジネス化などの情報提供やアドバイス、質疑応答、意見交換などを通じて観光開発、6次産業化の理解の深堀を支援します。
4月20日(木)の第3回授業では東和エンジニアリング、東和AGワークスの社員がゲスト講師となり、音響・映像、ICTコンサルティング企業がなぜ桃栽培を始めたのか、スマート農業および農業・地域活性化の実現、桃栽培の流れや知識、圃場運営・加工品販売ビジネスなどについての講義を行いました。
4月22日(土)にはフィールド調査として山梨県笛吹市の桃圃場視察を実施。事前に圃場周辺の観光資源を調査したうえで、笛吹桃源郷と言われる地域の現地調査を行いました。その他、若桃が実り始めた木々の状態確認、ドローンによる圃場の空撮などを通して、“春日居の桃”が生まれる場所を体感しました。
当社の取り組みについて、学生から「担い手が少なくなっている農業に企業が参加することで可能性が広がると感じた」、「地域文化を継承しながらもトレードマークなどを工夫することで商品の良さを訴求できることが興味深い」、「エンジニアリング企業が桃を栽培していることに驚いた」、などの感想が寄せられました。
2023年4月22日(土)山梨県笛吹市の桃圃場 若桃、視察の様子
▼授業について
・科目名:観光学部「観光開発論B」
・履修対象学年:3・4年次
・担当教員:同学部 家長千恵子教授
・履修者数:18名
▼主な取組み
・山梨県 桃の生産にまつわる現状把握(市場規模、生産地特性、など外部環境)
・桃の栽培とスマート農業、フィールド調査
・現地の課題抽出、観光開発プラン骨子まとめ
・課題整理、課題解決案、情報の精査
・収集データに基づくアイデア立案
・中間発表、発表後の追加調査、再検討などプランのブラッシュアップ
・観光開発プレゼンテーション準備、発表会
・振り返りと評価
2023年4月22日(土)山梨県笛吹市の桃圃場 視察の様子
本授業は観光学部の学生に限らず履修可能となっており、農学部やリベラルアーツ学部の学生も共に学んでいます。学部を超えた共創による視野や知識の広がりも期待されています。
各チームの成果発表は東和エンジニアリング本社内のTOWAROW PARKまたは玉川大学キャンパスにて7月の開催を予定しています。
今後も東和エンジニアリング、東和AGワークスは、農業・地域活性化を目指したスマート農業への取組みに関する検討や教育・学術研究の推進、人材の育成及び産業と社会の発展に寄与することを目的とした幅広い連携を推進していきます。
~玉川大学について~
玉川大学(東京都町田市/学長:小原芳明)は1929(昭和4)年、創立者小原國芳が「全人教育」を教育理念に掲げ、玉川学園を開校。玉川大学は1947(昭和22)年に開設され、現在、「観光学部」「文学部」「農学部」「工学部」「経営学部」「教育学部」「芸術学部」「リベラルアーツ学部」の8学部17学科からなる総合大学に発展。約61万㎡もの広大なキャンパスに幼稚園から大学院まで約1万1千人が集い、教育活動を展開している。
□ホームページ→
https://www.tamagawa.jp/university/
~東和AGワークス株式会社について~
東和AGワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:稲葉登一)は、株式会社東和エンジニアリングのグループ会社として、スマート農業への参画と農業におけるICTシステムの企画・開発を目的に2019年12月3日に設立しました。山梨県春日居地区の農園において桃の栽培を行いながら、実践的なスマート農業の推進に取り組んでいます。
□ホームページ→
https://momorow.com/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社 東和エンジニアリング 教育ソリューション営業部
電話:03-5833-8310
ホームページ:
https://www.towaeng.co.jp/
メール:marketing_web@towaeng.co.jp