シュローダー・グループのプライベート・アセット部門であるシュローダー・キャピタルは、Global Real Estate Total Return Fund(以下、当ファンド)を立ち上げることを発表しました。当ファンドは、プライベート・アセットを幅広い投資家に届ける「民主化」を目指す、最新のセミリキッド戦略です。
当ファンドは、直接投資に加え、一部、上場不動産株式や高利回りの不動産デットに投資を行う予定で、シュローダー・キャピタルが最高水準のリスク調整済リターンを提供する不動産投資戦略です。不動産テーマ毎の長期的な需要見通しに沿って運用を行い、欧州、アジア太平洋、米国の不動産の資産成長と長期のインカム獲得を目的とします。
不動産ソリューション ヘッドのキーラン・ファレリーとポートフォリオ・マネジャーのイム・メイ・リューが運用を担当し、グローバルの不動産投資プラットフォーム全体の専門知識を活用します。
シュローダー・キャピタルのセミリキッド戦略には、すでに3つのプライベート・エクイティ戦略があります。2019年後半に設定し、10億ドル*を超える資産規模に成長しています。
*2022年9月末現在
シュローダー・キャピタル 不動産ソリューション ヘッド キーラン・ファレリーのコメント:
「当ファンドは、幅広い投資家のみなさまに、世界に広がる魅力的な不動産投資先から厳選したポートフォリオを、効率的な『ワンストップ』のソリューションとして提供するものです。投資家のみなさまは、シュローダー・キャピタルの幅広い機関投資家向け不動産プラットフォームと、主要市場に展開するシュローダー・キャピタルの投資チームが選択した投資機会にアクセスすることが可能になります。また、独自の相対価値フレームワークを活用し、シュローダー・キャピタルの卓越した運用力を活かして、お客様に確かな投資パフォーマンスを提供します。」
シュローダー・キャピタル 不動産部門グローバルヘッド ソフィー・ヴァン・オステロムのコメント:
「このタイミングで、当ファンドを立ち上げ、お客様に包括的な不動産投資戦略を提供できるのは、素晴らしいことだと考えています。当ファンドは、シュローダー・キャピタルの不動産プラットフォームにおける最高水準のリスク調整後リターンをうみだす投資アイデアと運用力に支えられています。現在の市場環境を踏まえ、お客様のために長期に持続可能なインカムと価値を生み出すことを目指し、運営力を重視する姿勢を強めています。私たちは、投資先をそれ自体が一つの企業であるように捉え、サービスの最適化、効率的な運営、収益の最適化を図るとともに、希少資源の使用、廃棄物、炭素排出を最小限に抑えることを目指します。」
以上
- 本資料に記載された特定のファンドに関する情報は、本資料でご紹介する運用戦略等を説明するための参考情報として記載したものであり、当該ファンドの募集その他勧誘を目的としたものではありません。当該ファンドは日本国内では販売されていません。
- 本資料に示されている運用実績、データ等は過去のものであり、将来の投資成果等を示唆あるいは保証するものではありません。投資資産および投資によりもたらされる収益の価値は上方にも下方にも変動し、投資元本を毀損する場合があります。また外貨建て資産の場合は、為替レートの変動により投資価値が変動します。
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シュローダー・キャピタル
シュローダー・キャピタルは、投資家の皆さまに、幅広いプライベート・アセットへの投資機会、ポートフォリオの構成要素、カスタマイズされたプライベート・アセット戦略へのアクセスを提供します。プライベート・マーケットにおけるすべての資産クラスにおいて、直接投資とソリューションを組み合わせ、業界最高水準のリスク調整後リターンを提供することに注力しています。
厳格なアプローチと、パフォーマンス、コラボレーション、高潔を特徴とする文化に沿って、持続可能なリターンを達成することを目標としています。
906億ドル*を運用するシュローダー・キャピタルは、不動産、プライベート・エクイティ、セカンダリー、ベンチャー・キャピタル、インフラストラクチャー、証券化商品および資産担保証券、プライベートデット、保険リンク証券、インパクト投資(ブルーオーチャード)など、多様な投資戦略を提供しています。
*2022年12月31日現在
シュローダー・グループ
シュローダーは、1804年創業、運用資産額で欧州最大級(約117兆円*)の独立系資産運用グループです。世界38拠点6,000名以上の従業員が連携して資産運用業を行っています。ロンドン証券取引所に上場する一方、引き続き創業家が中核株主として議決権付き株式の約半数を保有し、長期的視点で資産運用業に取り組んでいます。
*2022年12月31日現在7,375億英ポンド、1英ポンド=158.71円換算
日本とのかかわりは古く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために日本政府が初めて発行した国債の主幹事を、シュローダーが務めたことにさかのぼります。1974年には東京事務所を開設し、日本における事業の本格的な第一歩を踏み出しました。幅広い資産運用サービスを提供する現在も日本株式運用を事業の中核の一つに据え、約150年前と同様、日本の未来への投資を通じて歴史を紡いでいます。