~撮影動画をもとに道路情報に特化した独自のRPA技術でデジタル台帳を自動作成~
● インフラメンテナンス国民会議近畿本部フォーラムのピッチイベントにおいて、大阪府の課題にマッチング
● 大阪府の道路の一部を対象にドライブレコーダの動画から標識と照明を抽出し、デジタル台帳を作成
● 独自のRPA技術を用いた道路附属物維持管理ソリューションによりデジタル化・業務効率化を支援
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、大阪府と道路附属物点検支援実証実験を開始します。本年7月よりドライブレコーダを搭載した車両を走行させ撮影した動画データと当社独自のRPA(Robotic Process Automation)技術を用いた道路附属物維持管理ソリューション「みちてん(R)」シリーズにより、道路附属物のデジタル台帳(点検表)を自動作成し、維持管理のデジタル化と業務効率化を支援します。
■背景
国土交通省は、2014年の「道路の老朽化対策の本格実施に関する提言」以降、標識や照明などの道路附属物の点検要領を示していますが、数が膨大で業務負荷が高く、点検実施率は低い状況です。このような状況から、同省はインフラメンテナンス国民会議近畿本部フォーラムを通じて道路管理者の課題(ニーズ)と民間企業の最新技術(シーズ)のマッチングを行っています。
大阪府は同フォーラムにおいて、デジタル技術を活用した道路附属物の効率的な台帳整備や維持管理の手法を求めていたところ、当社のみちてん(R)シリーズにより課題解決の可能性が示されたことから、この度の実証実験に至りました。
■内容
当実証実験では、2020年に国から大阪府へ移管された国道176号の兵庫県境~大阪市境の区間(兵庫県川西市小戸2丁目~大阪府大阪市淀川区新高3丁目)の約12.3kmに点在する標識と照明を対象とし、11月よりドライブレコーダを搭載した車両で走行します。取得した動画データをみちてん(R)シリーズを用い解析を行い対象施設の位置情報を抽出し、デジタルの点検表(施設諸元)および一覧表リストを自動作成します。
当社は道路情報に特化した独自のDX技術を用いたみちてん(R)シリーズにより、人手不足やコストなどの課題を解決するとともに、デジタル化によるデータの蓄積で業務の質向上に貢献します。
名称:ドライブレコーダを用いた道路附属物台帳整備の実証実験
期間:2022年7月19日~2023年3月31日
対象:国道176号 兵庫県境~大阪市境(兵庫県川西市小戸2丁目~大阪府大阪市淀川区新高3丁目)の約12.3kmに設置された標識および照明
内容:みちてん(R)シリーズを活用した道路附属物台帳の整備
『みちてん』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
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