参加チームはテクノロジーを活用して、現実世界のビジネス課題や人道上の課題に対峙
アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、「SAS ハッカソン 2023(
https://www.sas.com/sas/events/hackathon.html)(英文)」の参加登録を開始しました。
カナダ政府による自然災害救済の最適化、気候変動の影響からの小規模農家の保護、障がい者が利用しやすいWebフォームの開発。これらは、2022年のSASハッカソンで開発された画期的なプロジェクトの一例です。確固たる意志を持って変化を生み出そうとする技術者たちが協力し、高度な分析や人工知能(AI)を適用して現実世界の課題に取り組みました。
SASでは大きな課題に取り組むアイデアを求めており、開発者や学生、スタートアップ企業、SASの顧客やパートナーなど、ビッグデータの専門家から初心者まで、市場に投入、あるいは自身が所属する組織内で展開可能なソリューションの開発に取り組む人たちを募集します。2022年には世界75カ国から1,300人の応募があり、 135の組織を代表する70チームが参加資格を得て、50以上のチームがビジネスケースを提出しました。
SASのシニアプリンシパル・プログラムマネージャーであるエイナル・ハルヴォルセン
(Einar Halvorsen)は、次のように述べています。「データサイエンティストやアナリティクスに関心を持つ皆さん。あなたの業界や身近にある最大の課題に、目を向けてみてください。SASのテクノロジー、オープンソースツール、そして皆さんの持つデータをどのように活用すれば、世界をより良くするためのソリューションを『ハック』できるでしょうか」
また、SASのプリンシパル・プログラムマネージャー、ピーター・ルンドクヴィスト
(Peter Lundqvist)は、次のように述べています。「オンラインでお待ちしています。皆さんの好奇心を持ち寄ってください。SASは各チームに専属のメンター、業界をリードする当社のソフトウェア製品群への無料アクセス、そして皆さんのビジョンを発展させていくための期間として1ヶ月を提供します。2023年に皆さんがどのような驚きをもたらしてくれるのか、今から待ち遠しい気持ちです。」
参加者には、イネーブルメントリソースやバーチャルラーニングラボ、トレーニングコースなどへのアクセスも与えられます。
あらゆる年代、あらゆるスキルレベルの人にインスピレーションをもたらすイノベーション
Dataversity(
https://www.dataversity.net/data-literacy-leads-to-success/)(英文)社によると、16歳から24歳までの若者のうち、データリテラシーがあるのは21%に過ぎず、全世界の労働者の中で自分には十分なデータリテラシーがあると考えているのはわずか24%に留まっています。アナリティクスが現実世界で何を実現できるのか、多くの人がなかなか具体的なイメージを描けずにいる中、SASハッカソンは初心者やスキルアップを目指す人たちにインスピレーションや実践的な体験を提供します。
SASのAI担当シニアアソシエイト・プロダクトマーケティングマネージャーであるアリ・ディクソン
(Ali Dixon)は、次のように述べています。「アナリティクスやデータ、AIの最も革新的なアプリケーションを求めて、SASハッカソンは世界の注目を集めています。私たちは、アナリティクスに取り組むあらゆる年代、あらゆるステージの人たちに、インスピレーションを与えられると考えています。SASの無料オンライントレーニングをチェックしてみてください。SASのフォーラムで質問やアイデアの提案を行うこともできます。アナリティクスはすべての人のためのものであり、今日新たに加わった人が、明日のSASイノベーターとなるのです。」
SASハッカソンにおけるData for Good
過去の参加者は新たにMicrosoft Azure Marketplaceで利用できるようになったSAS® Viya®をはじめ(
https://www.sas.com/ja_jp/news/press-releases/2022/september/sas-viya-now-available-in-the-microsoft-azure-marketplace--.html)、自然言語処理や機械学習、高度なモデリング、Pythonなどを駆使して、以下のような成果を挙げています。
- LangTechチーム:カメルーンのデータサイエンティストによって、カメルーンの先住民族の4つの言語が文書化され、それぞれの民族の文化的遺産を保護すると同時に、地域サービスの改善や、各言語の話者が国家議論に参加することを可能にしました。
- War On Cancerチーム:SASハッカソンの期間中、War On Cancerチームは利用者の多い癌情報アプリケーションのユーザーを対象に調査を実施し、癌患者のメンタルヘルスの変化についての理解を深めました。その結果、調査から膨大なインサイトを得て医療プロバイダーの機能を高め、患者をメンタルヘルスリソースに導くチャットボットを実現しました。
- JAKSTATチーム:2022年のSASハッカソンの優勝チームは、インドネシア経済の大半を占める零細・中小企業に対するコロナ禍の支援金の配布を最適化させるためのプラットフォームを作成し、ジャカルタ首都圏の起業家たち、さらには国全体の回復力を高めました。