Confluent、ストリーム処理時代のデータパイプラインを再構築するStream Designerをリリース



業界初のビジュアルインターフェースがApache Kafka® 上でデータパイプラインの
クラウドネイティブな構築、テスト、デプロイを容易にし、リアルタイムデータ処理へのシフトを加速


米国テキサス州オースティン、2022年10月4日(現地時間)-Data in Motion(動き続けるデータ)のリアルタイム活用を実現するためのデータストリーミングプラットフォームを提供するConfluent(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、NASDAQ:CFLT、以下Confluent)は本日、ストリーミングデータパイプラインを数分で構築・デプロイ可能なビジュアルインターフェース「Stream Designer」のリリースを発表しました。マウスカーソル操作のポイント&クリック形式を採用したビジュアルビルダーにより、Apache Kafka(以下Kafka)に関する知識を有さない開発者もストリーム処理を容易に構築でき、データストリーミングの民主化が大きく推進されます。より多くの開発チームが迅速かつ何度でもストリーミングパイププラインを構築可能な環境が整うことで、企業はビジネスにおいてより多くのデータを素早く接続し、アジャイル開発に活かせるため、より良い意思決定を瞬時に下すことができるようになります。

ConfluentのCEOであるJay Krepsは、次のように述べています。「私たちは今、大きな技術的変革をまさに経験しています。ストリーム処理を実行することでニューノーマルに対応し、新たなビジネスモデルやより優れた顧客体験、さらに効率化したオペレーションを実現しようとしています。当社はStream Designerによってこうした動きを民主化し、データストリーミングが当たり前の時代に向けて、組織内のあらゆるデータフローがリアルタイムに連携する状態をデフォルトにしたいと考えています。」

ストリーム処理時代に現代の企業が成功を収めるためには、データストリーミングを前提としたデータ運用が不可欠です。かつて周辺技術とされていたストリーミング技術は、今やビジネス機能の中核を担う重要なテクノロジーとなっています。あらゆる業種で顧客体験やビジネスオペレーションを通じた、リアルタイムかつスケーラブルなデータ提供への需要が拡大するに伴い、こうした変化は加速しています。データソースはかつてないほど増加し、多様なデータソースを通じてミリ秒以下で頻繁にアップデートされるユースケースが増加する速度に、従来のバッチ処理では対応しきれなくなっています。

より多くのビジネスがリアルタイムで運営されるようになり、企業はデータストリーミングの取り組みを加速する方法を求めています。Kafkaはデータストリーミングのデファクトスタンダードであり、米国ではFortune 100企業の80%以上がKafkaを利用し、大量かつ多様なストリーミングデータを確実にリアルタイムで処理しています。しかし、ストリーミングデータのパイプラインをオープンソースのKafka上で構築するには、高度に専門化したエンジニアによる大規模チームが必要になる上、複数のツールにまたがる開発は非常に時間を要します。こうした理由から、多くの企業ではデータストリーミングを全社的に活用することができず、既存のレガシーパイプラインは古く陳腐化したデータで詰まったままになっています。

IDCのStreaming Data Pipeline担当リサーチマネージャーであるAmy Machado氏は、次のように述べています。「イノベーションを実現し、健全なビジネスを維持するには、ストリーミングデータが不可欠であると認識する組織が増加しています。ビジネスにおいてより多くのストリーミングに関するユースケースを創出する必要があるものの、開発者の人材不足や技術的負債の増大により阻まれています。こうした課題を克服するには、Stream Designerのようなビジュアルインターフェースが重要な鍵となります。既存の開発チームだけでなく、次世代の開発者にとってもデータパイプラインを容易に開発できるようになってきています。」

Stream Designer:業界初のビジュアルインターフェースが、Apache Kafka® 上でデータパイプラインのクラウドネイティブな構築、テスト、デプロイを容易にし、リアルタイムデータ処理へのシフトを加速

オーストリアを拠点とするRaiffeisen Bank International AGのEnterprise ArchitectであるEnes Hoxha氏は、次のように述べています。「データストリーミングは当社が事業を展開する12カ国すべてを通じて、リアルタイムの顧客体験を実現しており、急速に当社のインフラストラクチャの中核を担うシステムになりつつあります。Stream Designerが提供するローコードのビジュアルインターフェースによって、社内のあらゆる部門でより多くの開発者がData in Motion(動き続けるデータ)の仕組みを開発できるようになります。自社が保有するストリーム処理のデータパイプラインを、エンドツーエンドで一元化したビューで表示可能なため、リアルタイム性が求められるアプリケーションやパイプラインの開発、トラブルシューティングが大幅に容易になり、開発者の生産性を向上させます。」

Stream Designerは、数分でパイプラインを構築でき、Confluent Cloud UI内でデータフローやビジネスロジックを描くことのできる、ポイント&クリック形式の柔軟なキャンバスを開発者に提供します。開発者重視のアプローチを採用しているため、スキルレベルやニーズの異なるユーザーがUI、コードエディタ、コマンドラインインターフェースをシームレスに切り替え可能、宣言型プログラミングに基づくデータフローのロジックを最速で構築できます。パイプラインに開発者志向のプラクティスを取り入れ、Kafkaに馴染みのない開発者でも簡単に、大規模なデータストリーミングプロジェクトを扱えるようになります。

組織にとってのStream Designer導入のメリット:
  • 開発者の生産性を大幅に向上:オープンソースのKafka上で、1つ1つのコンポーネントの管理に何日、場合によっては何カ月間もかける必要はなくなります。開発者は単一のビジュアルインターフェースからKafka内の完璧なエコシステムにアクセスし、パイプラインを構築可能になります。開発者は従来から慣れ親しんだアジャイル開発手法を用いて、本番環境へデプロイする前に、モジュール形式で構築、反復、テストができます。Kafka StreamsやKafka Connectなど、それぞれに独自のボイラープレートコードが求められる複数のコンポーネントで個別に作業する必要がなくなります。
  • 一元化したエンドツーエンドのビューを解放:パイプラインの構築後に課題となるのが、ライフサイクルを通じたパイプラインの維持や、ビジネス要件の変更、および技術スタックの進化に伴うアップデートへの対応です。Stream Designerはエンドツーエンドの一元化したビューを提供し、パイプラインの監視、エディット、管理やアップデートを容易に実施できます。
  • リアルタイムアプリケーションの開発を加速:Stream Designerで構築されたパイプラインは、SQLソースコードとしてエクスポートして他のチームと共有したり、別の環境にデプロイしたり、既存のCI/CDワークフローに当てはめることができます。Stream Designerを導入すれば、同一のパイプラインについて、複数のユーザーが同時に編集や作業、シームレスなコラボレーションやナレッジの移植が可能になります。

Currentにアクセスして、詳細をご覧ください。
https://2022.currentevent.io/

Confluent主催イベントであるCurrentで、実際に稼働するStream Designerをご覧ください。ConfluentのCEO兼共同創業者Jay Krepsが登壇し、基調講演「Welcome to the Streaming Era(ストリーム処理時代にようこそ)」の中で、データストリーミングの分野について説明します。さらにメインステージでは製品を深堀するプレゼンテーションが実施されます(全セッション英語のみ)。会期が終了した後も、アーカイブ映像はオンデマンドで2022年11月7日までご覧になれますので、ご希望の場合は参加登録をお願いします。Confluentのブースではライブデモもご覧いただけます。

参加登録
https://2022.currentevent.io/ereg/newreg.php?eventid=678796&

参考リンク
Confluentについて
Confluentは、Data in Motion(動き続けるデータ)の処理に特化した新しいデータインフラストラクチャーのパイオニアです。クラウドネイティブなプラットフォームであるConfluentは、複数ソースからのリアルタイムデータを組織全体への継続的な提供と処理を実現するインテリジェントなソリューションです。このプラットフォームを活用することで、リッチなデジタルフロントエンドの顧客体験を提供すると同時に、洗練されたリアルタイムのソフトウェアドリブンのバックエンド運用を実現するといった新たなビジネス要件への対応を可能にします。詳細については、https://www.confluent.io/ja-jp/ をご確認下さい。

本リリース内容は、当社の一般的な製品の方向性を示すものであり、いかなる素材、コード、機能の提供を約束するものではありません。また、リリースに記載の開発状況、リリース、時期、あらゆる特徴や機能に関する価格などは変更される可能性があります。お客様におかれましては、現在利用可能なサービス、特徴および機能に基づいて購入を決定する必要があります。

Confluentおよび関連名称は、Confluent, Inc.の商標または登録商標です。

Apache® および Apache Kafka® は、米国および/またはその他の諸国における Apache Software Foundation の登録商標または商標です。これらの使用は、Apache Software Foundation による承認を示唆するものではありません。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

【報道関係者からのお問合せ先】
Confluent PR Office(プラップジャパン)
担当:マートライ、沖山、冨安
Confluent@prap.co.jp

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組織名
Confluent Japan
ホームページ
https://www.confluent.io/ja-jp/
代表者
勝俣 正起
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