ブックオフグループが「日本のすてない社会」に向けて新たなチャレンジ !リユース店舗「Jalan Jalan Japan」の世界各国での加盟店展開を開始。まずはカザフスタン共和国で10/1(土)オープン

ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆)の子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」等を運営するブックオフコーポレーション株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆、以下、ブックオフ)は、マレーシアで展開中のリユース店舗「Jalan Jalan Japan」(以下、JJJ)を、カザフスタン共和国アルマイト市で加盟店を2022年10月1日(土)にオープンすることになりました。

カザフスタン共和国における日本の小売チェーンの展開は2022年8月末時点でJJJのみであり、またリユースショップとしては初となります。

       「Jalan Jalan Japan」Zhetysu-Semirechye (ゼティス セミレチェ)店

■リユース店舗「Jalan Jalan Japan」(JJJ)について
ブックオフは年間約1億人のお客様に販売・買取のご利用をいただいておりますが、残念ながら一定期間で売れずに廃棄・リサイクルとなるものもあり、その量は年間4万㌧に及びます。この課題を解決する手段の一つがマレーシア事業であり、2016年11月にJJJ1号店をオープンしました。

「Jalan Jalan」 はマレー語で「ぶらぶらする」という意味で、マレー人に日常で使用される言葉です。店舗名「Jalan Jalan Japan」は「マレーシアにいながら日本の雰囲気を楽しんでほしい」という想いを込めております。

平均500坪の広い売り場に、アパレル・生活雑貨・ベビー用品・おもちゃ・ホビー・スポーツ用品・楽器・家具・アクセサリー等、日本で使用された中古品を約20万点陳列して現地のお客様に提供しており、現在マレーシア国内で9店舗を展開、年間で約100万人のお客様にご利用いただいております。

JJJの強みはその販売力にあります。日本で売れ残った商品であるからこそ「安く、カゴいっぱいの買い物を、家族で楽しめるエンターテインメント」を提供価値にこだわり続けてきた結果、現在売上は好調に推移しております。また店舗の仕入販売率は90%超と売れ残りはほとんどなく、JJJ立上げの目的である「出口戦略」としても機能しており、年間2,600㌧に及ぶ商品が日本で捨てられることなく、現地のお客様の喜びにつながっております。

■カザフスタン進出の経緯と進出形態
マレーシアでの1号店オープン直後、そこに訪れたカザフスタン人より「カザフスタンにJJJを出店したい」とオファーをいただいたのがきっかけです。

JJJはグループの「出口戦略」であり、そのため立上げ当初から複数国への展開は視野に入れておりましたが、現実には海外の直接進出はリスクも難易度も非常に高く簡単ではありませんでした。その中で今回「加盟店」方式での検討を進めてまいりました。

今回は、カザフスタン人が運営する現地企業との加盟契約による「加盟店」としての出店となります。
ブックオフは、彼らにJJJのライセンスを供与、商品を供給しながら運営を支援する形です。

■カザフスタン進出の戦略的メリット
カザフスタン共和国に展開するメリットは以下の通りです。
1.カザフ人の体形は日本人に近く、日本のリユース衣料との相性が良いと思われること
2.カザフスタンでは日本品が人気にも関わらず、物流等の理由から、その流通量は少ないこと
3.中古品の海外輸出先は一般に低緯度に位置する国が多く、そのため冬服のニーズは少ない。
一方でカザフスタンは1年の半分以上が冬であることから出口戦略上のメリットが高いこと
4.カザフスタンでは国民の90%以上がウィンタースポーツを楽しむ国民であるため、ブックオフ
で大量に余剰するウィンター用品の出口戦略となりえること

一方で、課題はカザフスタンへの商品輸送、日本からカザフスタンへ商品を届けるには海上輸送だけで
なく陸上輸送も必要になります。その中で直近は、新型コロナウイルスの影響や、ウクライナ情勢もあり
輸送網は混乱しており、商品を出荷してもなかなか現地に届かない苦しい状況が続いておりました。

そこでブックオフは、ユーラシア大陸の鉄道輸送に経験豊富で輸送の質を重視する、国際物流の株式会社日新(以下、日新)の力を借り、輸送面の課題をクリアすることができました。日新は1号店を出すアルマトイ市に事務所があり、情報連携の面でも信頼でき、多々サポートも頂いております。

■カザフスタン1号店について:
・店舗名:「Jalan Jalan Japan」Zhetysu-Semirechye 店
・所在地: Kazakhstan, Almaty, Turksibsky district, Kairat microdistrict, 181, post code 050019.
・売場面積:約500坪
・取扱商材:アパレル(冬物衣料を含む)、生活雑貨、ベビー用品、おもちゃ、ホビー、スポーツ用品(ウインタースポーツを含む)、楽器、家具、アクセサリー、着物、etc
・オープン日:2022年10月1日(土)午前12時
・営業時間:10:00~22:00

  
 Jalan Jalan Japanロゴ     「Jalan Jalan Japan」Zhetysu-Semirechye 店 外観
   
 
 
 「Jalan Jalan Japan」Zhetysu-Semirechye 店 売場の様子

■今後のJJJの展開について
今後、カザフスタンにおいては、カザフスタン人が運営する現地の加盟企業を通じて5店舗以上の出店を計画しております。同時に、マレーシア・カザフスタン以外の国への展開も検討してまいります。

展開における課題は、日本国内における商品(不要品)の確保です。そのため、中古品の海外輸出最大手である株式会社浜屋(以下、浜屋)と提携、JJJ加盟店の開拓と、日本国内の商品(不要品)調達について協働して進めることで、「JJJの展開」のスピードアップと、「日本のすてない社会」の促進を目指すことについて合意しました。なお、今回のカザフスタン向けの商品は浜屋を通じて輸出したものです。

世界中のお客様にJJJの価値を提供することで、ブックオフグループのミッション「多くの人に楽しく豊かな生活を提供」すると同時に、「日本のすてない社会」の実現につなげていきたいと考えております。

■カザフスタン共和国について
中央アジアに位置し、石油・天然ガスなどのエネルギー資源や鉱物資源に恵まれた資源大国。国土面積は日本の約7倍で世界第9位。人口は約1,500万人で、民族構成はカザフ系が68%・ロシア系が20%。約70%がイスラム教徒。ソヴィエト連邦に属していたが、1991年のソ連解体によりカザフスタン共和国として独立した。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kazakhstan/index.html(外務省HPより)

■株式会社浜屋について
1991年創業。リユース事業(リユース品の買取、海外輸出)を基幹事業に、都市鉱山リサイクル事業(希少な貴金属のリサイクル事業)、ベースメタルリサイクル事業(金属資源リサイクル事業)等を営み、国内では19拠点、海外ではブラジルに現地法人を展開しています。大量生産・大量消費社会において「まだ使えるのに、ゴミにしてしまうのはもったいない」という思いの下、年間輸出量はコンテナ数で約2,300本、リサイクルも5万6千トンにも及びます。

■株式会社日新について
1938年創業。国際総合物流のパイオニアとして海上輸送、航空輸送、鉄道輸送、トラック輸送、倉庫、 引越、通関など物流全般に関わる事業を幅広く展開。国内108ヶ所、海外24ヶ国・地域に157拠点のネットワークを駆使して、現在は、米州、欧州は勿論ですが、ラオス、ミャンマー、カザフスタンなど、他社の進出が少ない地域での物流サービスの開発も行っております。
本件に関するお問合わせ先
ブックオフグループホールディングス株式会社
広報・SDGs推進室:小湊
〒252-0344 神奈川県相模原市南区古淵2-14-20
e-mail:ccinfo@bookoff.co.jp

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この企業の情報

組織名
ブックオフグループホールディングス株式会社
ホームページ
https://www.bookoffgroup.co.jp/
代表者
堀内 康隆
資本金
10,000 万円
上場
東証プライム
所在地
〒252-0344 神奈川県相模原市南区古淵2-14-20
連絡先
0570-01-2902

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