ユーザーフレンドリーな回収機でサーキュラーエコノミーを後押し
株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区/代表取締役社長 山本宏輔)は、ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」シリーズより、新たに大容量タイプ(DRV-200)を開発し、7月25日(月)より販売を開始します。新たにキャップ・ラベルが付いたままのボトルを自動判別する機能を搭載し、異物の混じらない綺麗なPET資源の回収による資源循環に貢献します。
▲ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ(DRV-200)」
▲回収できないボトルを自動判別
■プラスチック資源循環の重要性の高まり
プラスチック海洋汚染や石油資源枯渇の問題を受け、使用済みのペットボトルは貴重なリサイクル資源とみなされ、様々な業界で需要が高まっています。特に、ペットボトルを再びボトルや容器に生まれ変わらせ循環利用する"サーキュラーエコノミー"達成のために、適切な分別回収を経た資源価値の高いペットボトル素材の効率的な回収が一層求められています。
「ボトルスカッシュ」シリーズは、投入された飲料用ペットボトルを当社独自の「プレ裁断圧縮方式」で約1/3に減容する、自動回収機です。2017年の販売開始以降、全国の小売店、コンビニエンスストア、そしてリサイクルに参加する消費者からの支持を得て、全国に約2,000台以上が導入されてきました。そしてこの度、回収本数の多いスーパーマーケットや公共施設の需要に応える、大容量モデルの開発に至りました。
■異物混入を避け、資源価値の高いボトルのみを回収
「ボトルスカッシュ(DRV-200)」は、従来機(DRV-100T)の約2.5倍の700本分の収納能力を備える大容量タイプです。リサイクルに適切なペットボトル素材を選別し、回収物の資源価値を高めます。リサイクルに適さない素材が投入口に置かれるとセンサーが自動検知し、回収機内部へ入れないことで、消費者へ適切な分別を促します。
ペットボトル以外の缶や瓶/内容物が残っているボトルを受けつけない従来機の機能に追加し、ラベル・キャップがついたままのボトルの選別が可能になります
(※1)。より資源価値の高いペットボトルの回収で、効率の良い資源循環に貢献します。
(※1)追加機能として今秋対応予定
■利用者、設置店舗の双方に配慮した設計
大容量タイプの「ボトルスカッシュ(DRV-200)」は、従来製品(DRV-100T)比2.5倍の約700本の収納能力を備えながら、子どもでも入れることができる投入口高さ(約120cm)を実現しました。
回収庫は350本ずつ二つに分け、袋交換時の重量が重すぎないように作業者の負担を考慮しています。片方の回収庫が満杯になると自動でもう一方へ振り分けられるため、満杯でお客様を待たせることなく、作業者の都合に合わせて交互に袋交換を行うこともできます。これにより、利用するお客様・袋交換を行う作業者の方、双方のストレスを軽減することが可能です。
■製品概要
製品名 :ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」(型番:DRV-200)
外形寸法:1,090mm(W)x800mm(D)x1,250mm (H)
収容量 :ペットボトル約700本 ※500mlボトル換算(2Lボトルまで対応)