多摩大学(東京都多摩市、学長:寺島実郎)は小田急多摩線栗平駅前のコミュニティ施設「CAFE & SPACE L.D.K」において、周辺地域の小学生を対象として同大の教授陣等が講師を担当する「マチカドこども大学」を実施する。6月18日にプレ開校し、2023年4月の本開校までの間に約10の講座やワークショップ等を開講する予定。なお、この取り組みは、多摩大学、小田急電鉄株式会社(本社:東京都渋谷区 取締役社長:星野晃司)、小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区 取締役社長:五十嵐秀)の3者が今年4月14日に締結した「連携協力に関する基本協定」のプロジェクトの一環として行われる。
栗平駅周辺は、閑静な街並みが広がる自然豊かなエリア。都心へのアクセスも30分程度であるため、1974年の多摩線開業以来、子育て世代を中心に幅広い年齢層が流入している。
同駅前にある「CAFE & SPACE L.D.K」は、小田急不動産が2019年に開業したもので、多摩線の沿線住民が地域のコミュニケーションを育む場として「カフェ」「レンタルスペース」「ワークスペース」の3つの機能を備えている。
このたびスタートした「マチカドこども大学」は、コミュニティの希薄化などの地域における社会問題の研究やその解決を目的としたもの。
小学生を対象とし、講義やワークショップ、社会見学等を通じて、算数・国語・理科・社会等の科目に捉われない横断的な思考と探求型の学習を提供。「なぜ?」という疑問から「そうだ!」という気付きを経て、「もっと知りたい!」という探求心、「自分で調べよう!」という自発的な学びまで、学校では体験できない学びが得られる。
6月5日には多摩線エリアの小学生10名を招待のうえ試行講座を開講し、同大の樋笠尭士専任講師が「調査研究学」をテーマとして''研究の仕方''や''調べ方''を講義。参加した子どもたちは自ら考え、発言し、活発な意見交換を行った。
今年度はプレ開校期間として約10講座を予定しており、6月18日には同大の石川晴子准教授が「国際文化学」と題した講義を実施。今後も、教員や学生による講義・ワークショップ等を開講していく。
また、プレ開校期間を通じて、地域への周知やニーズの調査、運営体制の構築等を行い、2023年4月の本開校に向けた体制を整備。本開校後は周辺企業や地域住民の参加を促しコンテンツを創出するなど、地域一体となった活動を推進していく。
なお、スクールの運営体制の構築から講師担当など、幅広い場面で多摩大学生が参画する機会を設けており、問題解決力を育むほか、小田急不動産社員とのフィールドワークを通じた教育効果も期待されている。
◆「マチカドこども大学」プレ開校(今後予定されている講座)
【英語遊び学】英語ゲームと折り紙で遊ぼう!
・開催日時:7月9日(土)
・担当:多摩大学石川ゼミ
・対象:小学生1~3年生 9名
・参加費:無料
【中国語で学ぶ経済学】買い物ゲームで為替と中国語を学ぼう!
・開催日時:7月23日(土)
・担当:多摩大学長島ゼミ
・対象:小学生全学年 8名
・参加費:500円
【申し込み・問い合わせ】
・申し込み:「マチカドこども大学」の公式LINEをお友達登録のうえ、入学申込・履修登録が必要
・問い合わせ:公式LINEから受け付け
※いずれも詳細は公式HPより
https://www.machikado-uni.com/
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・多摩大学と小田急電鉄・小田急不動産が連携協力協定を締結(2022.04.15)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-48020.html
▼本件に関する問い合わせ先
多摩大学学長室
山本紀子
住所:東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
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FAX:0423377103
メール:yamamoto@tama.ac.jp
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