第72回NHK紅白歌合戦で、視聴者はどこに注目したか
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るTVISION INSIGHTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、2021年の大晦日に放送された第72回NHK紅白歌合戦で、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しました。
NHK紅白歌合戦の視聴データを1分毎に分析
72回目を迎えた紅白歌合戦。2021年のテーマは「Colorful~カラフル~」でした。これまで呼称が分かれていた「紅組司会」「白組司会」「総合司会」の司会は、今年は全員が「司会」とまとめて呼称されました。また、会場がNHKフォーラム改修のため東京国際フォーラムに変更され、少し違った演出となったり、初登場の歌手も多かったりと、例年と比べいろいろな変化のあった紅白となりました。
そのような紅白歌合戦は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?
テレビの視聴者の様子を、1分毎の「TVISION推定視聴率」と、「視聴者がテレビに視線を向けている割合=アテンション含有率※」のグラフで見てみました。
※アテンション含有率とは?
視聴者のうちの、テレビ画面注視者の割合を表します。
一番視聴者に注目されたのは冒頭、司会が挨拶するシーンでした。
SixTONESのライブや、劇団ひとりさんの、東京オリンピックを思い出すようなパフォーマンスからマツケンサンバⅡへとつながる場面でも、視聴者は注目しました。
TVISION推定視聴率は、番組終盤までじわじわと上昇しておりました。しかしアテンション含有率が低下していることから、番組後半は”ながら見”が増えたと考えられます。
最後は、東京オリンピック2020の振り返り映像からMISIAさんのライブ、最後の紅組・白組への投票の場面で視聴者の注目が増えました。
視聴者はテレビを点けて、同居者との会話や身の回りの事をしながら年末最後を過ごしていたのではないでしょうか。
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