追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:真銅正宏)地域創造学部でセクシャルマイノリティの住宅問題について調査を行っている葛西リサ准教授は、11月21日(日)に開催される「セクシャルマイノリティと住まいの保障―住まいと暮らしの多様性―」(主催:大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館、大阪市立住まい情報センター)に登壇。性的少数者に対して実施した居住調査の結果をもとにした講演とパネルディスカッションを行う。対面とオンラインでの同時開催で、要事前申し込み(先着50名)。
セクシャルマイノリティの住居を巡っては、自治体でのパートナーシップ制度の創設により、公営住宅への入居ができるようになるなど同性カップルへの支援が広がる一方で、住宅ローンが組めなかったり、貸し渋りに苦しんだりする課題も存在している。
こうした課題について、住宅政策や居住福祉を専門とする葛西リサ准教授とゼミ生4名は、2020年12月~2021年3月にかけて当事者にWEBアンケート調査を実施。181人から得た回答をまとめた。その結果、「セクシャリティを理由に不動産屋に行くことに抵抗や不安がある」と回答した人が全体の48%にのぼるなど、住宅の確保をめぐる現状が明らかとなった。
11月21日(日)のセミナー「セクシャルマイノリティと住まいの保障―住まいと暮らしの多様性―」では、基調講演として、認定NPO法人虹色ダイバーシティ代表の村木真紀氏がLGBTQの基礎知識を解説。それを踏まえて葛西准教授が、調査から見えた当事者たちの実情や声を紹介し、セクシャルマイノリティの住まいを巡る課題について語る。
◆「セクシャルマイノリティと住まいの保障 ―住まいと暮らしの多様性―」の開催概要
【日 時】 11月21日(日) 14:00~16:00(開場 13:30~)
【会 場】 大阪市立住まい情報センター 3階ホール(大阪市北区天神橋6-4-20)
※対面とオンラインによる同時開催
【定 員】 50名(申込先着順)
【申 込】 ホームページ
https://www.creo-osaka.or.jp/north/ もしくは、ファックス・ハガキ
なお、葛西准教授の研究室では現在、NPO法人カラフルチェンジラボ(福岡市、代表:三浦暢久)と共同でWEBアンケートを実施。セクシャルマイノリティの住居ニーズの実態をさらに可視化することを目的としており、当事者からの回答を募集している。
●現在実施中のWEBアンケート(回答期間:2021年10月22日~2021年11月21日)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvsVUOWfnn1Uer1mYI97T3Jx1fZf8sHavuywrgGaUhc3lA6g/viewform?fbclid=IwAR1cWjJ9oGQlWKWqWf6X1cC99FA1W-fpcfHKN2dnsh1TWosXG0nahySMGIM
(参考)
●2020年12月~2021年3月に実施したアンケート調査の結果
https://bit.ly/3H5PSQd
▼本件に関する問い合わせ先
追手門学院 広報課
谷ノ内・仲西
住所:〒567-0008 大阪府茨木市西安威2-1-15
TEL:072-641-9590
メール:koho@otemon.ac.jp
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