県では、少子化傾向の低減を目指し、「結婚したい」「子どもが欲しい」と思う人を応援する『418(しあわせいっぱい)プロジェクト』に取り組んでいます。
これまでは、保育所の整備、認定こども園の設置などの保育サービスの提供や、未就学児の医療費の助成など、子育て環境の整備を中心に少子化対策を実施してきましたが、これからは、「出会い・結婚・妊娠・出産・育児」というライフスタイルを一体的に支援し、それぞれのステージのニーズに応じた取り組みを、複数の担当課と連携・協力しながら実施していきます。
すでに下記4(1)のとおり1事業所として県庁でも取り組みを行っていますが、今回は9月3日から、本プロジェクトの新たな取組として、下記1から3の事業を実施するとともに、それぞれの事業に係る募集受付を開始しますので、お知らせします。
本プロジェクトでは、今後も、県主催による婚活イベントや結婚希望者を対象とした講習会、県内企業への「子育てしやすい職場環境づくりアドバイザー」の派遣、若い世代を対象としたトークライブ、中高生を対象とした乳幼児とのふれあいなど、ライフステージごとに幸せのお手伝いを行ってまいります。
記
1 不妊治療支援の拡充(担当:母子保健福祉課)
(1)人工授精経費の助成(新規)*年齢制限なし
1)概要
若い時期からの治療を促進することで、本格的な不妊治療の開始を早め、全体的な成功率向上を図るため、本格的な不妊治療の入り口となる「人工授精」に助成を行います。
2)助成内容
1回の治療につき3万円を上限。(但し、治療開始から1年限り3回まで)
3)応募方法等
総合ポータルサイトから「はじめまして赤ちゃん応援助成申請書」をダウンロードし必要事項を記入の上、その他必要な書類と併せて下記申請窓口へ郵送又は持参してください。
(2)余剰胚凍結保存料の助成(拡充)
1)概要
体外受精や顕微授精の助成に加え、治療の過程で余った授精卵の凍結保存料にも助成を行います。
2)助成内容
3万円を上限に1年度1回
3)応募方法等
総合ポータルサイトから「はじめまして赤ちゃん応援助成申請書」をダウンロードし必要事項を記入の上、その他必要な書類と併せて下記申請窓口へ郵送又は持参してください。
4)相談・申請窓口
県内の各保健福祉事務所 母子保健福祉担当
佐賀中部(TEL 0952-30-2183)、鳥栖(TEL 0942-83-2172)、唐津(TEL 0955-73-4228)、
伊万里(TEL 0955-23-2102)、杵藤(TEL 0954-23-3174)
2 婚活イベント等の企画への補助金(担当:こども未来課)(新規)
(1)概要
市町や民間団体等が実施する多様な企画へ補助を行います。
(2)対象者
県内の市町、及び県内に所在し県内で活動する事業所又は民間団体等(複数の市町や複数の事業所等、あるいは市町と民間団体などの共同事業も可。)
(3)補助内容
1企画あたり、上限30万円(参加者を公募するもの)
1企画あたり、上限20万円(事業所が共同で実施するもの)
(4)補助対象イベント等の条件
イベント等への参加者を公募するもの、又は自らが雇用している独身者を対象に、複数の事業所等が共同で実施するもの
(5)応募方法等
総合ポータルサイトから「平成25年度佐賀県しあわせフォロワー応援事業企画提案書」をダウンロードし必要事項を記入の上、その他必要な書類と併せて下記申請窓口へ郵送又は持参してください。
(6)相談・申請窓口
県こども未来課 少子化対策担当 副島、坂田
TEL 0952-25-7381 E-mail:418project@pref.saga.lg.jp
3 男性の育児休業取得企業への奨励金(担当:男女参画・県民協働課)(新規)
(1)概要
男性労働者が育児休業を取得した事業主に対し、奨励金を支給します。
(2)支給対象事業主
県内に事業所を有する民間事業主
(3)奨励金の内容
県内に住所を有する男性労働者が連続して5日以上(勤務を要しない日を除く)の育児休業を取得した場合に、下表の期間に応じた奨励金を支給。
(育児休業期間、奨励金額)
・5日以上~2週間未満、10万円
・2週間以上~1か月未満、15万円
・1か月以上~3か月未満、20万円
・3か月以上~、25万円
※8月1日以降の男性の育児休業取得を対象とします
(4)応募方法等
総合ポータルサイトから「子育てパパの応援企業奨励金支給申請書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、その他必要な書類と併せて下記申請窓口へ郵送又は持参してください。
(5)相談・申請窓口
県男女参画・県民協働課 男女共同参画担当 水町、吉野
TEL 0952-25-7062 E-mail:danjo-kenmin@pref.saga.lg.jp
4 その他
(1)県庁での取組(担当:職員課)
県庁でも、以下のようなしあわせいっぱいプロジェクト(県庁から咲かせる418の花)に取り組んでいます。
1)合コン等の開催
若手職員によるプロジェクトチームで企画・運営を行い、県庁内に限らず、市町、民間企業等を交えながら出会いの場をつくっています。
2)しあわせいっぱい(418)相談
「しあわせいっぱい相談日」を設け、助産師の資格を持つスタッフが出産や不妊等についての相談に応じています。
3)男性の育児のための休暇等取得
所属長が中心となって、職場全体で父親になる職員を支援し、出産補助休暇、配偶者出産時育児休暇、年次有給休暇、育児休業等を取得できるようにしています。
4)テレワーク
職員が自宅や、所属以外の場所で柔軟に仕事を行うテレワークを拡大し、多様で働きやすい環境の実現を図っています。
(2)総合ポータルサイトの開設(担当:こども未来課)
平成25年9月3日から、婚活イベント、不妊治療助成、子育て支援等の情報を掲載した「418(しあわせいっぱい)プロジェクト総合ポータルサイト」を開設します。
URL:
http://www.pref.saga.lg.jp/sy-contents/418project/