恵泉女学園大学（東京都多摩市）は8月下旬から9月上旬にかけて、今年度も「エアライン集中講座」を開講する。これは、エアライン業界をはじめ観光業界への就職を希望する学生を対象とした講座で、今年度は新型コロナウィルスの感染拡大によりオンラインで実施。経験豊かな講師陣を招き、イメージアップレッスンやプレゼンテーションなどの講座を通して業界への理解を深める。




　恵泉女学園大学では2017年度から、エアライン業界をはじめとする観光業界に就職を希望する1～3年生の学生を対象とした「エアライン集中講座」を夏季休暇中に開講している。
　同講座では、エアライン業界出身の経験豊かな講師陣を招き、業界理解を深め、求められる人材像や必要なスキルを分かりやすく丁寧にレクチャー。過去にはエアライン業界に就職を決めた学生も多く輩出している。
　5年目となる今年度は、8月下旬～9月上旬の6日間、オンラインで実施。昨年に続き空港での実習は中止となったが、プレゼンテーションの講座が追加されている。

　新型コロナウィルス感染症の流行拡大の影響を受け、現在もエアライン業界での採用は厳しい状況にある。しかし、こうした社会情勢の中でも同業界の志望者は少なくないため、そうした学生らに対する支援として講座の実施に踏み切った。同大では、実績のある講座を継続して提供することも重要な学生支援であると考えている。
　この講座を通して学生らが、今後、新型コロナウィルス感染症の感染状況が収束に向かい、エアライン業界での採用が再開された時に慌てずに済むように準備を続けることの重要性を認識し、そして、他のさまざまな業界へも視野を広げることを改めて考える機会となることが期待される。


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