既存ユーザーを基盤とする収益化に継続注力すると共に、新規市場進出を図る卓越したMaaSプラットフォーム
ヘルシンキ(2021年8月25日)-MaaS(Mobility-as-a-Service)プラットフォームの世界的リーダーであると同時に、多数の受賞歴をもつモバイルアプリWhim(ウィム)を提供するMaaS Global Ltd.(本社:フィンランド、ヘルシンキ市、以下、MaaS Global)は、シリーズBラウンドにおいて既存および新規投資家によって組成された1,100万ユーロの追加資金調達を実施し、次なる成長と発展に向けた新たな幕を開けました。
MaaS Globalは、サブスクリプションと真のMaaSを実現させるためのマルチモーダル・プラットフォームを開発しています。2030年までに7兆6,000億ユーロに成長することが見込まれるグローバル輸送産業の変革を使命とするMaaS Globalは、全世界の都市におけるサステナブルなモビリティと、人々の移動の自由を実現を目指しています。モバイルアプリWhimは現在稼働中の欧州とアジアの複数の市場に加え、新たな市場での稼働準備が進行しています。
MaaS GlobalのCEO兼創業者であるサンポ・ヒエタネン(Sampo Hietanen)は、「今回の拡張ラウンドでは、投資家の皆様からの多くの力強い言葉とご支援をいただけたことを大変誇りに思っています。今後も当社は、全世界のMaaS環境への信頼性を高め、MaaSの先駆者としての地位を強化すると共に、さらなる拡張に向けて備えることができます」と述べています。
MaaS Globalは新たな資金調達を実施できたことで、MaaSビジネス・モデルの長期的な実現可能性を、これまで以上に幅広く継続提供することを可能にするだけでなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がもたらしたビジネスへの短期的な影響を緩和できます。パンデミックによる突然モビリティが停止は、全世界の輸送産業への顕著な影響を露呈させました。MaaS Globalは、新規サービス開発を止めることなく、比類のない状況にも対応しています。また新たな資金調達によって、B2BおよびB2Cのサービス提供を拡大させると共に、新たな市場進出、さらには2021年5月に発表したWoNDoの買収からも明らかなように、MaaS業界の統合において積極的な役割を果たすことができる事業者へと成長しています。
このたびの資金調達ラウンドでは、NordicNinjaや三井不動産などの既存投資家に加え、新たにFerrovialおよびTesi(Finnish Industry Investment)が投資家グループに参画しました。この追加調達は、2019年11月に発表した2,950万ユーロに上る初回のシリーズBクローズを補完するものであり、これまでの調達は総額は6,500万ユーロに達しています。
NOR Capitalは、MaaS Globalの金融アドバイザーとして機能しました。
MaaS GlobalとWhimアプリについて
MaaS Globalは、Mobility-as-a-Service(モビリティ・アズ・ア・サービス、MaaS)分野を率いる世界的なリーダーであり、そのアプリ「Whim」はこれまでに各種の賞を受賞してきました。Whimアプリでは、ひとつのアプリから、登録されているすべての交通サービスをユーザーに提供することができます。MaaS市場で商業的にサービスを行うアプリの中で、初めてのオール・インクルーシブ型MaaSソリューションで、2017年11月のサービスローンチ以降、トリップ(旅程)件数は世界で1,600万回を超えます。Whimでは、ひとつのサブスクリプション契約で、電車・バス等の公共交通機関およびタクシー、カーシェア、その他多くの交通サービスから好きな手段を選び、好きなときに好きな場所へ移動することができます。また、Whimでは、サステナブルな移動方法を選ぶことができ、ユーザーの移動の習慣にも変化をもたらしてきました。
MaaS Globalは2015年に設立され、フィンランドのヘルシンキ市を本社拠点としています。様々な戦略的企業からの出資を受けており、出資企業には、三井不動産、BP Ventures、三菱商事、トヨタファイナンシャルサービス、Karsan Otomotiv、Transdev、あいおいニッセイ同和損保、デンソー、Vehoを含みます。これまでの出資総額は5,370万ユーロです。Whimアプリは、Google PlayストアおよびApple App Storeからダウンロードいただけます。
https://whimapp.com/