MDV analyzerに「拡大推計」機能を搭載
限られたデータで患者数の母集団全体が類推可能に
医療データの一元化を目指すメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)は、国内最大規模の診療データベースを活用して、お客様が自身で患者数や処方日数、処方量などを容易に分析できるWeb分析ツール「MDV analyzer」に、新たな機能として「拡大推計」を搭載しました。「拡大推計」機能により、限られたデータや少ないサンプル数などから抽出した患者数などを基に、母集団全体を類推することが可能になります。拡大推計の開発、同定義の監修は株式会社データック(同、代表取締役CEO兼医師:二宮英樹)によるものです。
MDVが保有する診療データベースの実患者数は3,669万人(2021年7月末集計)。この診療データベースを基に「MDV analyzer」のサービスを提供しています。製薬会社やアカデミアの研究者などが主なお客様で、薬剤の処方実態の分析やマーケティングのほか、研究論文作成の際などにご利用いただいています。
「MDV analyzer」は機能充実を図っており、そのために当社は昨年4月、健保データ※の集積を開始。同年9月には「MDV analyzer」に「健保データ分析」機能を搭載しました。これにより診療データと健保データを一つの画面で同時に比べることができるようになり、データ分析結果の違いの有無などが、瞬時に確認できるようになりました。お客様にはこの機能を利用していただき、データ分析における作業効率の改善や、分析精度の向上につなげていただいております。
※健保データの受診実患者数 約687万人(2021年7月末集計)