医療略語アプリ「ポケット・ブレイン」 β版をリリース
職種間情報共有の円滑化で業務効率改善
病院向け経営支援システムを扱うメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)は、医療略語アプリ「ポケット・ブレイン」 β版をリリースしました。「ポケット・ブレイン」は、英字略語の日本語表示をメイン機能とし、収載略語数は7200語を超えます。病院の全職種を想定ユーザーとしており、医学生、看護学生の臨床実習を支援する商品設計をしています。また、検索表示内容を診療科別、カテゴリー別に絞り込む機能を搭載し、ユーザーの使いやすさを追求しています。企画・開発監修は当社社員・医師の加藤開一郎が務めており、β版による実用試験の結果を踏まえ、正式版の年内リリースを目指します。
病院では、多職種が連携して医療を提供するチーム医療が当たり前の今、職種間情報共有の重要性が高まっています。その一方、医師をはじめとする専門職が使用する英字略語表記は、他職種にその意味が伝わりにくく、職種間の情報共有を妨げるケースもあります。「ポケット・ブレイン」は、ユーザーが医療略語を読み解く時間を減らし、職種間の情報共有を円滑化することで、職員の働き方改革、医療安全に貢献します。
【「ポケット・ブレイン」の画面イメージ】
【企画・開発監修した加藤開一郎】
【略歴】
2004年旧福井医科大学卒。自治医科大学附属病院、済生会宇都宮病院、千葉メディカルセンター勤務を経て、2021年4月入社。医療者、生活者の両側面から医療システムを考える。今日の医療レベルは先人の献身の恩恵であり、医療データから見いだされた知見は社会全体に還元すべきと考える。総合内科医、脳卒中専門医。