大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、樟蔭中学校・樟蔭高等学校は、5月1日に電子図書館「樟蔭e-library」 をスタートさせました。導入した電子図書館サービス「LibraiE(ライブラリエ)」は、パソコンやスマートフォンなどから本校の電子図書館システムにアクセスし、本校が契約している電子書籍を試読したり借りたりできます。現在契約している電子書籍は200冊。今後も生徒たちが読みたい電子書籍を増やしていく予定です。
本件のポイント
●ICT教育の一環として、タブレット端末の利用促進につながる
●いつでも利用できる電子図書サービスを生徒だけでなく保護者への利用も可能にし、最大限活用する
●保管スペースの確保や破棄の必要がなく環境にも優しい
【本件の内容】
■今まで図書館をあまり利用できなかった生徒がLibrariEで本を読むようになる
人やモノへの接触を控えるコロナ対策の影響で、図書館を利用する生徒数が減少しつつありました。そこで、汚れや破損や紛失の心配、保管スペースの確保や廃棄の必要がなく環境にも優しいことから、電子図書館サービスの導入に踏み切りました。なによりも、長期の休み中でもどこからでも利用できる電子図書の利用で、これまで興味はあるけど部活動で忙しく図書館を利用できなかった生徒の読書の機会が広がったことが大きな成果です。
また、借りる本を知られたくないと感じていた生徒にとっても、電子図書館は利用しやすいと考えています。これまで紙の本では購入しにくかったLGBTやいじめなどに関する電子書籍も追加しました。他にも、音声読み上げ機能のある語学学習向けの電子書籍もあり、実用英語技能検定に向けた対策としても活用されています。
■ICT教育の推進。1人一台のiPadでの利用
樟蔭中学校・高等学校では、ICT教育を推進しており、全生徒にタブレット端末(iPad)を配布予定です。(現在、中学生全員には配布済み) そのタブレット端末を活用して、自由にどこからでも電子書籍を閲覧することが可能となります。生徒だけでなく保護者も利用することが可能で、コロナ禍でおうち時間が増える中、親子のコミュニケーションが読書を通してより円滑になることも期待できます。
■図書委員長 田邊夏実(たなべなつみ)さん(高校3年花組)のコメント
哲学系の本とミステリー小説の本を電子書籍で読んでみました。私たちはネットネイティブ世代と言われているので、特に疲れたりはしなかったです。暗いところでも、はっきり文字が見えるので読みやすかったです。
元々紙の本が好きで、触り心地、におい、質感など紙の本の良さが損なわれるのではと感じていましたが、電子書籍にしかない良さもあると感じました。一番のメリットは、持ち運びの負担がないこと。分厚い本でも気兼ねせずに借りることができ、延長も簡単にできる点もメリットです。
図書委員としては、汚れた本を返却されると悲しい気持ちになります。その点、電子書籍は汚れを心配しなくてもよいのが嬉しいです。友人や後輩たちも、携帯電話で調べ物をして勉強しているので、電子書籍も気軽に利用してもらえたらと思います。
今年度から本のリクエストは図書館HPから可能となったので、どんどんリクエストをしてほしいです。皆のリクエストにできるだけ応えていきたいです。個人的には、2021年本屋大賞を受賞した『ザリガニの鳴くところ』を読んでみたいです。
【樟蔭中学校・高等学校図書館の情報】
蔵書数:紙の書籍...約50,000冊/DVD...約300本/マンガ本...約1,600冊
電子書籍...約200冊(2021年6月現在)
貸出制限:紙の書籍...3冊まで/電子書籍...2冊まで
貸出期間:紙の書籍...10日間/電子書籍...10日間(自動的に返却)延長可能
開館時間:月~金 お昼休み13時15分まで/放課後17時30分まで(長期休暇中は随時お知らせ)
図書館HP:
https://osaka-shoin.opac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
学園広報課
梶田・康原・江田
住所:大阪府東大阪市菱屋西4-2-26
TEL:06-6723-8152(平日9時~17時)
FAX:06-6723-8263
メール:gakuen-pr@osaka-shoin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/