桐蔭学園中等教育学校の探究授業「15歳のグローバルチャレンジ」が進行中~生徒が担当国の大使になり切り、自国の魅力をプレゼン~

大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。



桐蔭学園中等教育学校(横浜市青葉区/校長:岡田直哉)は今年度、教育の3本柱のひとつである探究授業において「15歳のグローバルチャレンジ」を開始した。これは、生徒が3~4人のチームを組んである国の大使となり、学年末の模擬国連会議に向けて諸問題の解決に取り組む授業。このたび、担当国の魅力を他国の大使にアピールするプレゼンが行われた。生徒たちはそれぞれ国の大使になりきり、多角的な視点で自国の魅力を訴えた。




 桐蔭学園中等教育学校は今年度、探究授業「15歳のグローバルチャレンジ」をスタートした。「探究」は同校の教育の3本柱(アクティブラーニング型授業・探究・キャリア教育)の一つで、6年一貫教育の中で取り組むプログラム。今回スタートした「15歳のグローバルチャレンジ」は、その名の通り15歳、つまり3年生が対象になる。

(参考:本プログラムの概要)
 https://www.u-presscenter.jp/article/post-45774.html

○チーム分けと担当国の決定
 3年生は7クラス、265名が在籍しており、それを3~4名のチームに分ける。学年全体で70のチームが形成され、それぞれのチームに担当する国が割り振られる。例えば3年1組には10チームあり、担当する国は日本、ミャンマー、コートジボワール、チャド、南スーダン、ポーランド、サウジアラビア、チリ、コスタリカ、カナダの10か国。国は「大国・小国」「先進国・途上国」「宗教」「大陸のバランス」などを考慮して決められている。

○1学期の授業
 担当国の基本情報を調べ、魅力を伝える資料を作り、プレゼンするのが第1段階だ。そして、担当国が抱える問題点を調べ、世界を巻き込んで解決すべき課題を設定し、プレゼンするのが第2段階。ここまでが1学期になる。
 5月までに第1段階が終了し、このほど各国代表(生徒)によるプレゼンが行われた。「国連で自国の魅力をPRする大会が開かれることになった」という設定だ。

○各国の魅力を伝えるプレゼン(3年1組の場合)
 3年1組のチームが担当しているのは前述の10か国。5月27日(木)の授業では、そのうちの5か国によるプレゼンが行われた。
・コートジボワール
 「カカオに感謝!カカオ大国」というキャッチコピーを掲げ、カカオの生産量が2位のガーナの2倍におよび、質の高さにも定評があるとアピール。経済成長率が高く西アフリカ地域で最も豊かであること、西アフリカ最大の国立公園があり世界遺産に登録されていることなどを説明した。
・日本
 「自然と共存する国」というキャッチコピーを掲げ、島国で自然豊かな国であることをアピール。軍縮、自衛隊の海外派遣、核不拡散などの平和活動や、和食とそのマナーなど、独自の食文化を海外の食文化と比較しながら発表した。
・ミャンマー
 政情不安のただなかにあるが、「魅力を伝える」という趣旨にのっとり「Happy Country」というキャッチコピーを掲げた。世界の3大仏教遺跡に数えられる「パガン遺跡群」をはじめとした豊富な観光資源、「セサミボール(菓子)」「カオスエジョー(麵料理)」などのユニークな食べ物、「セパタクロー」などの盛んなスポーツを例示して魅力を訴えた。
・ポーランド
 キャッチコピーは「消滅と再生の国」。はじめに、ロシアやドイツなど周辺の大国との関係に翻弄された歴史について説明し、そうした過去を乗り越えて現在は単一民族国家として発展していると説明した。一日5食で香辛料が特徴の食文化や、バレーボールやサッカーが国民的スポーツとして親しまれているとアピールした。
・サウジアラビア
 「アッラーの楽園」というキャッチコピーを掲げ、イスラム教に根付いた衣食などの文化について説明した。もともと観光は盛んではなかったが、財政赤字が続いていることもあり、近年では外国人観光客の誘致に力を入れている。世界遺産であるディルイーヤのツライフ地区、ハーイル地方の岩絵などの魅力をアピールし、来訪を訴えた。

○2学期の目標
『模擬国連会議を体験し、その結果を味わうことができる』
 10月26日(火)の「みらとび発表会」で、年度末の模擬国連会議に向けた練習会議を実施する。予定している議題は「国連弁当」。国連に詰めている各国大使が皆、同じメニューを食べるとしたら、どんな理念のもとにメニューを作るべきか、そして具体的にどんな食材を、どう料理すべきかを話し合う。大使たちは各国が協力して問題解決をする大切さ、難しさを深く理解することが期待される。
 12月には会議で可決したメニューを実際に食べる予定。「国連弁当」を実際に食べながら、大使たちにはこのメニューが自国・世界にどういう影響を及ぼすのかを考えてもらう。

【授業の予定】
(1)8/26(木) 国連会議の仕組みを知ろう
(2)9/2(木) 「国連弁当会議」の概要を把握しよう
(3)9/9(木) 「国連弁当会議」のメニューに込める理念と、自国の「推し食材・推し料理」を決めよう
(4)9/30(木) 自国の政策(=メニュー ) を作ろう
(5)10/7(木) 自国の方針を発表し、他国に向けて政策をアピールしよう
(6)10/14(木) 他国の政策を読み、他国に向けて文書を発信しよう
(7)10/21(木) 他国から届いた外交文書を分析し、自国の最終方針を決定しよう
 *10/26(火) みらとび発表会 「国連弁当会議」
(8)10/28(木) 会議の結果を分析しよう
(9)11/11(木) コンセンサスに至る練習をしよう
(10)11/18(木) 2学期をふり返ろう

※みらとび発表会:学内一斉に探究の発表会を行う日

○授業を担当する橋本雄介教諭の話
 生徒たちが予想以上に各国の大使に「なりきって」プレゼンしていたことにまずは驚いています。4月の1回目の授業で私は生徒たちに「この授業では『日本に住む中学3年生』という立場を捨ててほしい」と伝えたのですが、今回のプレゼンでは、担当国に愛着を持って向き合っている様子がうかがえました。
 今後授業が進んでいくと、ますます担当国に気持ちを寄せ、生徒の視座が確実に変化していきます。そうすることで、日本からは見えない何かが見えてくるでしょう。それがこの授業の狙いでもあり、「見えない学力」の養成にもつながるのだと思います。
 桐蔭学園では普段からアクティブラーニング型授業を行っていますが、自ら調べ、仲間と協働し、発表して共感を得る体験は、生徒たちを予想以上のスピードで成長させます。この授業で生徒の様子を見ていて、それを改めて実感しています。今後も生徒たちに心底「楽しい」と思ってもらえるような授業にしていきたいと考えています。

【参考】授業レポートを「TOIN TIMELINE」にて配信中
・第1回(担当国決定)
 http://toin.ac.jp/timeline/gakuen/25387/
・第2回(担当国の基本状況を把握する)
 http://toin.ac.jp/timeline/gakuen/25441/
・第3回(担当国のPR資料を作成)
 http://toin.ac.jp/timeline/gakuen/25515/
・第4回(プレゼンの台本作り)
 http://toin.ac.jp/timeline/gakuen/25539/
・第5回(担当国の魅力を伝えるプレゼン第1弾)
 http://toin.ac.jp/timeline/gakuen/25698/
・第6回(担当国の魅力を伝えるプレゼン第2弾)
 http://toin.ac.jp/timeline/gakuen/25815/
※今後も随時配信予定

▼授業見学や取材など、メディア関係者の問い合わせ
 法人総務部
 山田
 TEL: 045-971-1411


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
大学プレスセンター
ホームページ
http://www.u-presscenter.jp/
代表者
田所 浩志
資本金
1,000 万円
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未上場
所在地
〒102-0084 東京都千代田区二番町11-7住友不動産二番町ビル1階
連絡先
03-3515-3591

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