60年以上に渡り、フラワースクールおよびショップの運営を続けていた恵泉園芸センターが、「花のある生活をともに」をモットーに、園芸を同窓生と在学生をつなぐ活動を目指してリニューアルした。
学園事業部として1954年より60年以上に渡ってフラワーアレンジメントのスクールとフラワーショップの運営をしてきた「恵泉園芸センター」が、これまで以上に「恵泉の園芸」を可視化し、その精神と技術を継承していく場となるべく、現在は多摩キャンパス内で「恵泉女学園大学 恵泉園芸センター」として活動している。
「恵泉園芸センター」は、特に1960年代より日本にフラワーアレンジメントを導入した実績から、アレンジメントに関しては今でも日本の園芸界に大きな影響力を持っている。これまで主に社会人に提案・発信してきた「花のある生活を」という活動から、その担い手を生み出す一助として「花のある生活をともに」をモットーに、教育活動への協力を図ることに注力していくことになった。
現在は「やるからには楽しくないと!」を合言葉に、学内イベント開催時以外でも、花器や卒業生の生産物、作品の展示をしている。今後は同窓生と在学生共同のアレンジメント講座の実施、学園祭での生花・グッズの販売などを企画し、同窓生と在学生のコミュニケーションの強化を図る。このほか、コロナ禍でいまだ先行き不透明な中、「花のある生活」がもたらしてくれる豊かさを分かち合えるよう、地域貢献の一環として地域の方々向けにも学外でのアレンジメント講習会開催も検討中。
学生や同窓生、地域の方に開かれた「恵泉園芸センター」として、「花」に関するあらゆることで繋がり受け継いで社会へ発信していく起点の一つとして、事業展開に努めていく。
※)恵泉女学園大学での園芸教育とは
恵泉女学園は、1929年に河井道により創設され「聖書」「国際」「園芸」を建学理念として教育活動を展開。これらの教育理念を通し、学士課程教育の目的を真理の探究と人間性の涵養による世界の平和に貢献できる自立した女性の育成と位置づけている。
この目的達成のため、恵泉女学園大学では1988年の開学以来、「園芸」の精神に則り、「自然を慈しみ、生命を尊び、人間の基本的なあり方を学ぶ」ために、野菜の栽培を主とする実習科目を「生活園芸I」と名づけ、1年次必修の共通基礎科目としている。有機園芸によるいのちを育む体験を通して、共生、循環、多様性を実感させ、これを生活の中で実践・展開できる「持続可能な環境と社会を担う市民」を育てる教育活動を実施している。
▼本件に関する問い合わせ先
恵泉女学園大学 庶務課
住所:206-8586 多摩市南野2-10-1
TEL:042-376-8211
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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