【2021年3月2日】中国の大手テクノロジー企業テンセント(本社:中国深セン、CEO馬化騰(ポニー・マー)、以下テンセント)傘下でグローバル市場におけるゲーム開発を担うテンセントゲームズ(Tencent Games)に所属するTiMi Studiosは本日、ゲーム業界が連携して脱炭素化と環境活性化をゲームコンテンツに取り込む活動「Playing for the Planet Alliance」(https://playing4theplanet.org/)に参画することで、国連環境計画(UNEP)に貢献していくことを発表しました。
TiMi Studiosはビデオゲームの内外で教育的な体験を創出することで、今後1年間で1億1,000万を超えるプレイヤーが気候に関する深刻な問題に取り組む体制を整えていきます。また、TiMi Studiosはゲーム業界の各企業が集まり、プレイヤーへの教育機会を通して気候変動への意識を高めるための革新的な方法を模索するための「Green Game Jam initiative」(https://playing4theplanet.org/the-green-mobile-game-jam/)に参加するとともに、新たな脱炭素化の取り組みを探求していきます。さらにTiMi Studiosとしても、今後12ヶ月間で二酸化炭素排出量を削減する方法を検討していきます。
2019年9月の国連気候行動サミットにおいて設立された「Playing for the Planet Alliance」(https://playing4theplanet.org/)は、UNEPが主導しゲーム開発者が互いに協力することで環境問題への意識を高める活動として、ソニー、Microsoft、Ubisoft、Supercell、中国発オンラインエンターテイメントカンパニーのiDreamSkyなどのゲーム業界の有力企業がメンバーとして名を連ねています。TiMi Studiosは本活動メンバーとして、初となる中国のゲーム開発会社であり、「Call of Duty: Mobile(コールオブデューティモバイル)」や「伝説対決 -Arena of Valor-」、「Honor of Kings(王者栄耀)」および近日中に配信予定の「Pokemon UNITE(ポケモンユナイト)」などの人気ゲームの開発元です。
国連環境計画(UNEP)の教育・青少年事務局長兼Playing for the Planet Alliance(https://playing4theplanet.org/)共同設立者のSam Barratt(サム・バラット)氏は、「世界中で3人のうち1人にリーチできる可能性を持つビデオゲーム業界は、無類の訴求力を持っていることから、世界中の数十億人から注視されています。気候変動の問題は、世界が全力を挙げて取り組むべき緊急課題であり、TiMi Studiosがその創造性と規模の大きさを活かし、世界中のオーディエンスに気候変動に対する行動を促す積極的な取り組みへの支援を発表したことは、私たちを大いに勇気づけてくれました」と述べています。
Playing for the Planet Alliance(https://playing4theplanet.org/)に関して、UNEPが本年1月に発表した年次影響報告書において、同アライアンスに参加する3分の2のメンバー企業が二酸化炭素排出量の削減に同意し、45の環境活動を実施した初年度の成果を紹介しています。
国連環境計画(UNEP)について 国連環境計画(UNEP)は、環境に関する世界からの声を集約し代表している機関です。未来の世代の生活を損なうことなく、国や人々の生活の質を向上させるために、環境への関心を喚起し、情報を提供することで、環境への配慮においてリーダーシップの発揮とパートナーシップを奨励しています。 ゲーム業界における取り組みは、https://playing4theplanet.org/をご覧ください。 Playing for the Planet Allianceの初年度成果を示す年次影響報告書は、以下をご覧ください。 https://playing4theplanet.org/2020annual_impact_report/ 同アライアンスに関する詳細は、siiri.maekelae@un.org までお問い合わせください。