SASとMicrosoft、食品リコールに対応するノースカロライナ州の支援で連携

大手テクノロジー企業のIoTテクノロジーが、作物の損失と食中毒に関する大学研究を支援

世界の人口は急速に増加しており、健康、安全、持続可能な食品を生産する新たな方法を発見することが急務となっています。アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、食品のセキュリティ問題の高まりに対応するため、ノースカロライナ州立大学のNC PSI(North Carolina Plant Sciences Initiative)による重要な農業研究の支援でMicrosoftと連携することを発表しました。このイニシアティブは、両社のアナリティクス・テクノロジーとIoTテクノロジーを組み合わせます。

気候変動や人口の急増、新たな農作物病害の影響により、持続可能な食糧供給のために必要となる生産量が不足することが予測されています。このコラボレーションは、先進テクノロジー・プロバイダー2社と農業研究のリーダーの専門知識を組み合わせ、学生、農学者、生産者、ビジネス・リーダーがこの重大な問題について理解し、それに対応できるようにします。Microsoft FarmBeatsのIoTテクノロジーは、Microsoft Azure内のリアルタイム農業データをストリーミングし、SAS® Analyticsは、データを解析してNC PSIからのインサイトを研究者に提供します。

ノースカロライナ州立大学農業およびライフサイエンス学部長であるリチャード・リントン(Richard Linton)氏は、次のように述べています。
「2050年までに食糧生産を2倍にするには、何を植え、いつ肥料と水を与え、害虫駆除、雑草防除をいつ適用するかを農業従事者がより的確に判断するためのリアルタイムの情報が必要です。NC PSIの研究者は、これに大きな重点を置いています。農作物や環境に関するデータを大量に収集するだけでなく、それを直ちに利用できる知見に変換し、収量と農業のサステナビリティの向上につなげます。ノースカロライナ州立大学、SAS、Microsoftのコラボレーションは、データ主導の植物科学を前進させる飛躍的な一歩となります。」

ノースカロライナ州立大学での農業データ・アナリティクス・プロジェクトの結果としてスタートしたSASにとって、このコラボレーションには特別な意味があります。SASの最高技術責任者兼最高執行責任者であるオリバー・シャーベンバーガー(Oliver Schabenberger)は、次のように述べています。
「ノースカロライナ州立大学の学生がSASやMicrosoftと連携する機会を得ることで、次世代の技術人材がスキルを磨いて就業機会を拡大し、精密農業を加速させ、増え続ける人口のための食糧を安全に確保する活動を向上できるように支援しています。」

食品業界と農業経済は、食品汚染の検出に起因するリコールから大きな影響を受けることがよくあります。米国だけでも、食品媒介病原体が原因で年間1,000万件近い疾病事例と56,000件の入院が生じていると見積もられています。自動化された監視と早期の検出は、疾病や食品媒介病原体との戦いで重要であり、高コストで環境損害を生じる殺虫剤や殺菌剤の削減にも役立ちます。

Microsoftの教育担当バイスプレジデントであるジェイミー・ハーパー(Jamie Harper)氏は、次のように述べています。
「Microsoftは、Azureの高パフォーマンスとAI機能をSASのアナリティクスと組み合わせることで、州立大学での農業研究を加速させることにコミットしています。」

このコラボレーションは、SASとMicrosoftの最近の発表に基づいており、両社の顧客がイノベーションとトランスフォーメーションを加速できるように、両社の提供サービスを組み合わせたAIおよびアナリティクス・ソリューションを共同で市場に投入する新たな方法を模索するためのものです。また、農業研究と人材開発の強化を目的としたSASとNC PSIのパートナーシップの延長でもあります。

SASとMicrosoftの戦略的コラボレーションの詳細については、sas.com/Microsoftをご覧ください。
https://www.sas.com/en_us/solutions/cloud-computing/on-your-cloud/microsoft-azure.html?utm_source=pr&utm_medium=referral&utm_campaign=cloud

*2020年10月27日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2020/october/sas-teams-with-microsoft-to-help-nc-state-university-tackle-food-recalls.html
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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