11月2日(月)に開催された第157回南極地域観測統合推進本部(事務局・文部科学省)総会において、澤柿教伸准教授(社会学部)が、第63次南極地域観測隊の副隊長兼越冬隊長に就任することが決定しました。
澤柿准教授は第34次越冬隊、第47次越冬隊、第53次夏隊につづく4度目の参加で、今回の越冬隊長就任は、私立大学に所属する研究者としては初めてとなります。
第63次南極地域観測隊は、国立極地研究所南極観測センターの牛尾収輝教授を隊長兼夏隊長とし、今後1年をかけて隊員の選考や訓練、物資の準備等を行い、来年11月末頃に南極に向けて出発する予定です。
澤柿准教授が率いる越冬隊は、同年12月末頃に南極昭和基地に到着してから1年間にわたって現地で観測を継続し、2023年3月に帰国の予定です。
【参考】
■南極観測事業について(文部科学省・研究開発局海洋地球課)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/nankyoku/
■南極観測について(国立極地研究所)
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/
【澤柿教伸准教授のプロフィール】
1966年富山県生まれ。氷河地質学、自然地理学、第四紀学が専門。北海道大学大学院環境科学研究科修了。博士(環境科学)。北海道大学低温科学研究所研究員、同大学院地球環境科学研究科助手、助教を経て、2015年より法政大学社会学部准教授/国立極地研究所客員准教授。著書に『なぞの宝庫・南極大陸 100万年前の地球を読む』(共著・技術評論社)、『フィールドに入る(FENICS100万人のフィールドワーカーシリーズ)』(編集/分担執筆、古今書院)、『自然地理学 事典』(分担執筆・朝倉書店)など。2014年日本雪氷学会論文賞、2017年北海道地理学会論文賞受賞。学術論文多数。
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