ヤマハ発動機の社員が、このたび、電動二輪車の国際標準策定の功績により「令和2年度 産業標準化事業表彰の産業技術環境局長賞」を受賞しました。今回の受賞は、ISOおよびIECにおける電動二輪車向け規格に関する活動に対するものです。
■令和2年度産業標準化事業表彰・産業技術環境局長表彰受賞者:
高橋 宏行(たかはし ひろゆき) モビリティ技術本部 EM技術統括部 主査
■受賞理由、主な功績:
ISO/TC22(自動車)/SC38(モペッド&モーターサイクル)/WG2(電動二輪車)において、日本提案の電動二輪充電時安全要件規格ISO 18246(2015年発行、現在改訂作業中)のプロジェクトリーダーとして審議をリードし、日本の主導的立場を確立し制定に結びつけた功績および充電器/コネクタ側の規格IEC 61851-25/IEC 62196-6(共に作成中)をIEC/TC69(
電動車用電力/エネルギー伝達システム)に新規提案し、プロジェクトリーダーとして日本主導に貢献するとともに、ISO及びIEC間のリエゾンオフィサーとして両者の連携を通じて電動二輪車の充電安全確保を確立した功績などが高く評価されました。
経済産業省主催のこの事業は、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定や、国内規格(JIS)策定といった、標準化活動への功績に対して表彰する制度で、局長賞は標準策定への貢献・今後の継続的な活動への期待に対する表彰となります。
当社は今後も産業標準化活動に貢献することで、標準化による電動二輪車の普及に伴う新たな市場創出・我が国の国際競争力の強化に寄与していきます。