東京工芸大学芸術学部映像学科(東京都中野区)の学生らがこのたび、「第16回ACジャパン広告学生賞(主催:公益社団法人ACジャパン)」の「テレビCM部門」で優秀賞を受賞した。学生らは「思いやり・助け合い」をテーマに、視覚障がい者へのサポートを呼びかけた作品「SOSシグナル」で受賞。同大の学生がこのコンテストで受賞するのは8年連続となる。
「ACジャパン広告学生賞」は、公共広告を手掛ける公益社団法人ACジャパンが主催するもの。若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的に設立された。「テレビCM部門」と「新聞広告部門」の2部門で、思いやり・助け合い、公共マナーや環境問題など、公共問題をテーマとした作品を募集している。
第16回のテレビCM部門は、全国から283作品の応募があり、東京工芸大学芸術学部映像学科はその中で優秀賞を獲得した。
同学科では、CGやメディアアートなどの現代社会における最重要な表現方法として「映像」について学ぶ。同学科映画領域では、3年次後期ではCM制作が課題になっており、今回の受賞作もその一環として制作されたもの。「白杖SOSシグナル」を題材に、視覚障がい者へのサポートを呼びかける内容のCMを作り上げた。
■映像学科4年生 滝口太郎さん(企画・プロデューサー)コメント
まずは、「第16回ACジャパン広告学生賞」にて優秀賞を受賞することができ大変嬉しく思います。作品に関わってくれたスタッフには感謝しています。皆さんにも今回の題材である「白杖SOSシグナル」の存在を知っていただけると幸いです。
そして、プロデューサーとして制作進行していく中で、さらなるレベルアップを求めなければならない点は多々ありました。今回の結果に満足せずに、引き続き精進して参りたいと思います。
■映像学科3年生 永田幹さん(監督)コメント
今回、SOSシグナルというテーマで監督をやらせていただきました。僕は最初、「SOSシグナル」について分からなかったのですが、若い年代の人達がSOSシグナルについて知らない方が多い、視覚障がい者の方々でも知らない人が多いと、この作品を通して分かりました。今回の映像を見ていただいてSOSシグナルの認知度を上げ、もし助けを求めている状況に遭遇した時に皆さんの行動を変えたいと思いました!
●第16回ACジャパン広告学生賞
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