帝京科学大学(東京都足立区)では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経済的に困難に直面している学生・保護者のために、さまざまな経済支援策を講じている。オンライン授業の導入に伴う通信機器や通信料の負担、あるいは家計の急変やアルバイト収入が減った保護者・学生への支援として一律3万円を給付。また、奨学金制度の要件を緩和し、対象者を拡充する。さらに、教職員らによる支援募金も開始。集まった募金で奨学金の対象とならなかった学生にも一時金を支給することを目指す。
帝京科学大学は家計急変やアルバイトの収入減等により、修学をあきらめる学生が出ないように、下記の経済支援策を実施する。
◆帝京科学大学独自の経済支援策
1 【修学支援金の支給】
パソコン等の通信機器・通信費用の負担、保護者の家計急変や学生のアルバイト収入減などを支援するため、修学支援金を支給する。
支援金額:30.000円
対象:学部生・大学院生全員(休学者は除く)
2 【オンライン授業の通信環境の支援(パソコンの貸与)】
帝京科学大学は4月から教育支援システム「Campus Square」を活用した課題学修を実施。今後はこれに加え、web会議システムなどを取り入れた、対面授業と同様なリアルタイムの遠隔授業を行うための準備に取り組んでいる。
オンライン授業はスマートフォンでも受講できるが、同大では各自のパソコンで受講することを推奨する。そのため各自でパソコン等の通信機器を購入することを勧めているが、家計急変等で購入が困難な学生(学部生)を対象として、大学からパソコンを無償で貸与する。
3 【帝京科学大学奨学金制度の拡充】
家計急変に伴って学業の継続が困難な学生への同大独自の奨学支援として、「帝京科学大学奨学金制度」(学部生・大学生対象)がある。これは、家計支持者の失職等で収入が著しく減少した場合、授業料の50%相当額を減免するもの(前期または後期の授業料のみに適用)。平年は、学業成績(GPA)が所属学科の上位1/3以上の学生を対象にしていたが、今回の事態を踏まえ、成績要件を緩和して対象者数を拡充する。
原則として、高等教育の修学支援新制度(授業料等減免制度+給付型奨学金の支給)等に採択されず、かつ修学意欲の高い学生を対象に、同大の選考委員会で審査し採用を決定する。
4 【学生納付金の延納制度】
学生納付金の納入が所定の期日までに納入できない場合は、千住キャンパス会計課経理係あてに6月1日までに相談のうえ延納願を提出すれば、7月15日までの納入延期が可能。
5 【同大教職員等の募金による支援制度の創設】
今回の新型コロナ感染拡大の影響は、あらゆる分野・事業、各家庭に深刻な影響を与えており、まさに国難ともいえる状況である。
同大は上記の支援策のほか、経済的に困っている学生に少しでも支援の手を差し伸べるため、教職員等による募金をスタート。主として、高等教育の修学支援新制度(授業料等減免制度+給付型奨学金の支給)、同大独自の「帝京科学大学奨学金制度」の対象とならなかった学生に一時金を支給することを目指している。
(参考)【学生・保護者の皆様へ】新型コロナウイルス感染拡大の影響に係る本学の経済的支援について
https://www.ntu.ac.jp/information/index.php?c=topics_view&pk=1588321395&type=
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