京都産業大学は、2015年4月に京都府綾部市と包括連携協定を締結。2018年10月に開所した本学と綾部市の交流拠点「綾(あや)むすび館」を中心に、学生が綾部市の活性化に取り組んでおり、2019年度における活動のまとめとして報告会を開催した。
2月19日、経済学部の寺崎友芳ゼミ、現代社会学部の滋野浩毅ゼミの学生が、綾部市で取り組むフィールドワークに関する活動報告会を綾部市の日東精工アリーナにて開催した。併せて、寺崎友芳教授と滋野浩毅教授によるミニ講座も実施し、綾部市民ら約150人が参加した。
寺崎ゼミは、例年約3万人の観光客が訪れる「あやべ水無月まつり花火大会」の経済波及効果を初めて試算し、その試算結果を発表した。加えて、観光や中心市街地、空き家、水源の里の4つをテーマに、インタビュー調査やアンケートを実施。浮かび上がった課題の解決策として、不動産の匿名対話型仲介や、NPOを活用したソーシャルキャピタル(社会関係資本)の増強などを提案した。「京都府北部活性化のための地域との協働によるコトおこしの実践」をテーマに掲げて活動する滋野ゼミも、綾部市の高校生、市民、行政との対話を通じて感じ取った綾部市の課題である魅力発見、伝統継承、地元教育、行政の課題解決について、綾部市外の学生ならではの視点で解決策を提案した。
参加者からは「外部の視点による発表内容が新鮮だった」「大学生が綾部市のことを一生懸命調査し、改善策を提案してくれる姿がとても頼もしかった」などの感想が寄せられ、2020年度の活動内容への期待が高まるなか、報告会は盛況のうちに終了した。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
関連リンク
・「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ事業報告会」開催
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20200219_853_ayabehokoku.html
・プロジェクト演習滋野ゼミ 綾部で水源の里(注1)集落紹介小冊子の完成報告を行う
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20190229_400_shigeno.html
・綾部市の中学生が本学で英語体験「イングリッシュ・キャンパスin京都産業大学」実施
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20191220_853_e-campus.html
▼本件に関する問い合わせ先
京都産業大学 広報部
住所:〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
TEL:075-705-1411
FAX:075-705-1987
メール:kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/