静岡文化芸術大学(浜松市中区)と中日新聞社(名古屋市中区)、静岡新聞社(静岡市駿河区)はこのたび、共同授業に関する連携協定を締結した。発行エリアが競合する両社が連携して大学で授業を行うのは初めて。協定に基づく授業は2020年度から「メディアとしての新聞/社」として開講する予定で、今後は授業に向けた準備講座などを予定している。
協定の締結に伴い、11月13日に締結式を開催。中日新聞社代表取締役社長の大島宇一郎氏と静岡新聞社代表取締役社長の大石剛氏、静岡文化芸術大学の横山俊夫学長をはじめ、関係者が出席し、協定書への署名が行われた。
式の中で大島社長は「地域や日本の未来を担う大学生に新聞を読む習慣を身につけてほしい」と授業の意義と期待について述べ、大石社長は「若い人たちに新聞の魅力、必要性を伝えていく」と意気込みを語った。また横山学長は、同大が来年度で創立20周年を迎えることに触れ、「この授業が大学の新しい一ページになると期待している」とあいさつした。
協定を受けて同大では、2020年4月から「メディアとしての新聞/社」(担当:文化政策学科・加藤裕治教授)と題した共同授業を開講。報道の最前線で活躍する両社の記者や社員が講師を務め、ジャーナリズムやメディア・リテラシー、文化事業、また地域貢献など、新聞社が社会に果たしてきた役割について講義を行う。2020年度は前期に全15回の授業を開講。両社が6回ずつ講義を担当し、1回は両社合同で対談形式の授業を実施、初回と最終回は加藤教授が担当する。
三者は来年度の開講に向けて準備を進めており、準備講座の開講を予定している。
■協定の内容
【連携・協力事項】
・本授業の実施のための講師の派遣及び受入れ
・本授業の実施のために必要な施設の提供
【協力・連携事項】
具体的な事業実施については、案件ごとに協議して決定
▼本件に関する問い合わせ先
公立大学法人 静岡文化芸術大学 企画室
住所:静岡県浜松市中区中央2-1-1
TEL:053-457-6113
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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