2019年11月12(火)に行われた選考会を経て、第22回「神奈川大学全国高校生俳句大賞」の選考結果が決まりました。
●第22となる今回は、応募総数10,641通、応募高校数216校(歴代2位)の感性あふれる作品が全国の高校生から集まりました。
●入選者の作品および選考委員による座談会、選後評が優秀作品集『17音の青春2020』として株式会社KADOKAWAより2020年3月に出版予定。
本学は、1998年に創立70周年を迎え、それを記念して全国の高校生を対象にした「神奈川大学全国高校生俳句大賞」を創設しました。本賞は、日本の伝統芸術であり短詩型文学である「俳句」を通して、高校生に独自の感性で表現する機会を提供することで、高校生文化の発信に寄与することをめざしています。
【テーマ】
あなたの感性で自由に綴ってください。部活・友情・スポーツ・勉強・受験・恋愛・家族...そして、自然・平和・政治・生命・宇宙
【賞】
最優秀賞(5作品)・入選(65作品)・団体優秀賞(3校)・団体奨励賞(3校)
【応募条件】
応募作品は、本人が創作した未発表の作品に限ります。三句で一作品です。三句に満たないものは無効となります。
【選考委員】
宇多喜代子 大串章 長谷川櫂 黛まどか 復本一郎(敬称略)
【応募総数】 10,641通 応募高校数216校(歴代2位)
【最優秀賞 (5作品)】(受付番号順・敬称略)
■岩手県/水沢高等学校3年 千田 洋平(ちだ ようへい)
母の愚痴黙って聞くや水蜜桃
夏の雨タオルに押しこめる弱音
黒葡萄父にははいとしか言えず
■東京都/海城高等学校2年 櫻井 陽輝(さくらい はるき)
黒革のソファーがたのし盆帰省
初盆や勾玉に似る貝の殻
四万十の月の鳶となりにけり
■長野県/長野清泉女学院高等学校2年 千賀 しなの(せんが しなの)
夕立の先に我が家のありにけり
青田波帰郷の我を出迎える
新盆や整理進まぬ祖母の部屋
■三重県/四日市南高等学校1年 粂内 大知(くめうち だいち)
採れたての胡瓜の如き返事して
ああ言えばよかったのかも髪洗う
友の肩湿布貼り替え夏の月
■京都府/洛南高等学校3年 茶屋 梓(ちゃや あずさ)
竹林の支へ合ふ空涼新た
朝霧や櫂におくれて水の音
虫籠を星の高さに吊るしけり
【入選(63作品)】
【団体賞】
※団体優秀賞(4校)
・岩手県/水沢高等学校
・神奈川県/慶應義塾湘南藤沢高等部
・神奈川県/横浜翠嵐高等学校
・京都府/洛南高等学校
※団体奨励賞(3校)
・神奈川県/小田原高等学校
・石川県/金沢商業高等学校
・長崎県/活水高等学校
【優秀作品集の出版】
『17音の青春―五七五で綴る高校生のメッセージ』を2020年3月出版
【シンポジウム・授賞式】
2020年3月15日(日)
12:00~ 神奈川大学横浜キャンパス16号館セレストホール
【訂正】本文中の入選作品数を訂正しました。(2020/01/15 14:20)
▼本件に関する問い合わせ先
広報部
TEL:045-481-5661
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/