藍野大学短期大学部の附置機関であるメディカル・ヘルスイノベーション研究所では、広汎性発達障害児への訪問看護による支援の必要性が日々高まっている動向を鑑みて、「発達に課題のある子どもを対象とした訪問看護ステーション」開設に向けて準備を進めています。
広汎性発達障害は、対人関係障害、コミュニケーション障害、限定した関心などの行動上の障害がある生得的障害で自閉症スペクトラム障害と診断されます。近年の研究では、一般人口の約1%に認められると報告されており、2005年に施行された発達障害者支援法の支援対象の中核をなす障害です。医療(小児科・児童精神科)、看護、リハビリテーションによる支援が中心となりますが、訪問看護が支援体制の一つとして加わることもあります。2011年には発達障害者に自立支援医療が適用されるようになり、発達障害の診断のみで訪問看護導入も可能となっています。
これまで当法人が約半世紀にわたり培ってきた教育研究の基盤を最大限に活用し、地域医療に資する訪問看護ステーションを設置したいと考えています。本ステーションが開設された場合、学校法人による訪問看護ステーション開設としては西日本初(附属病院を有する学校法人を除く)となります。
また、本ステーションは、広く教育研究事業に貢献します。学生の実習施設並びに教育職員の実践能力を維持・向上する場、研究フィールドの場としての役割や、卒業生が自律的に最新の知識と技術を学び続けることができる卒後教育の場としての役割も担います。
■訪問看護ステーション開設の概要
(1)名称:あいの発達支援リハビリ訪問看護ステーション(仮称)
(2)開設時期:令和2年2月予定
(3)場所:大阪府茨木市高田町1番22号(AINOPIA BUILDING内)
構想中のため、掲載内容は予定であり、変更になる場合があります。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 藍野大学 法人事務局 総務部
大江 由華
住所:大阪府茨木市高田町1番22号
TEL:072-621-3764
FAX:072-621-3756
メール:press@aino.ac.jp
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