京都高島屋で、6月26日から「石田亘・征希・知史・ちさと パート・ド・ヴェール作品展 -和のガラス、時を越えて-」を開催。

古代ガラス技法の復興と地元京都の「和」の美を意識した、個性あふれる四者四様の新作約80点を一堂に展観いたします。

■会期:2019626日(水)~72日(火)
■会場:京都髙島屋6階美術画廊(京都市下京区)入場無料 
■開場時間:午前10時~午後8時 ※最終日は午後4時閉場。


 京都髙島屋で「石田亘・征希・知史・ちさと パート・ド・ヴェール作品展 -和のガラス、時を越えて-」を開催いたします。

 
 石田亘 「小筥 白菊」(12×8.2×6.5cm)  

 石田亘・征希両先生は、長い歴史を持つガラス技法「パート・ド・ヴェール」の研究のため、1990年に京都・洛北の地にアトリエを設立されました。以来、試行錯誤しながら研鑽を重ね、亘先生、征希先生、ご子息の知史先生は、古代ガラス技法の復興と地元京都の「和」の美を意識し、親子三人による作品展を開催してこられました。昨年からは、知史先生の奥様・ちさと先生も作品展に参加されています。
 亘先生は白を基調にした気品あふれる文様の世界感、征希先生は繊細で可憐な色彩や柔らかいフォルムの優雅さ、知史先生は色彩のグラデーションと躍動感あふれる造形美、ちさと先生は新たな方向性を模索した作品を制作されています。
 今展では、各々の先生が得意とする表現方法により制作された、個性あふれる者四様の新作、約80を一堂に展観いたします。


石田征希 「筥 シルクロードに咲く」(18.5×18.5×8.8cm


石田知史 「筥 水紋」13.5×20×10cm)


石田ちさと 「筥 夢ふくらむ」(18.2×12×6.6cm)


※「パート・ド・ヴェール」について

古代メソポタミアで生まれたガラス技法。粘土で成形した作品の形をもとに、石こうで鋳型をつくり、その鋳型にガラス粉に糊を加えて練ったもの(=ヴェール)を詰め、窯の中で焼成し、徐冷ののち表面を研磨して仕上げる。鋳型に詰めるガラスの粉の粒の細かさや色の種類・濃淡の調合により、繊細な表現が可能。


【作者略歴】
石田亘(いしだ・わたる)
1938年 大阪に生まれる
1957年 京都の染織図案家・加納豊広の元で修行、10年後に独立
1985年 ガラス工芸パート・ド・ヴェールの研究を始める
1990年 京都・一乗寺にガラス工房設立
1996年 日本伝統工芸近畿展 日本工芸会賞受賞
1999年 日本伝統工芸近畿展 大阪府教育委員会賞受賞
2000年 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞受賞
2009年 京都府指定無形文化財「鋳込み硝子」保持者に認定
現在   京都府指定無形文化財「鋳込み硝子」保持者
     公益社団法人日本工芸会正会員

石田征希(いしだ・せき)
1943年 大阪に生まれる
1985年 亘とともに、ガラス工芸パート・ド・ヴェールの研究を始める
2000年 日本伝統工芸近畿展 京都新聞社賞受賞
2007年 日本伝統工芸近畿展 日本工芸会賞受賞
2009年 伝統工芸諸工芸部会展 日本工芸会賞受賞
2011年 日本伝統工芸近畿展鑑査委員
現在   公益社団法人日本工芸会正会員

石田知史(いしだ・さとし)
1972年 石田亘、征希の長男として京都に生まれる
2001年 伝統工芸第七部会展 朝日新聞社賞受賞
2003年 日本伝統工芸近畿展 新人奨励賞受賞
  日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞
2005年 日本伝統工芸近畿展 京都府教育委員会教育長賞受賞
2006年 第24回京都府文化賞奨励賞受賞
日本伝統工芸展 日本工芸会総裁賞受賞
2007年 京都美術工芸新鋭選抜展 工芸部門 最優秀賞受賞
2011年 日本伝統工芸展鑑査委員
2013年 第33回伝統文化ポーラ賞奨励賞受賞(ポーラ文化財団)
現在   公益社団法人日本工芸会正会員

石田ちさと(いしだ・ちさと)
1976年 京都に生まれる
2003年 京都・東山・茶わん坂「陶谷窯」にて作陶を始める
2010年 石田知史と結婚後、ガラス工芸に転向
現在  公益社団法人日本工芸会準会員



【お問合せ】京都高島屋 TEL:075-221-8811(代表)




本件に関するお問合わせ先
京都高島屋
住所:京都市下京区四条通河原町西入る真町52
TEL:075-221-8811(代表)

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この企業の情報

組織名
株式会社高島屋
ホームページ
https://www.takashimaya.co.jp/
代表者
村田 善郎
資本金
5,602,512 万円
上場
(旧)東証1部,大証1部
所在地
〒542-8510 大阪府大阪市中央区難波5丁目1-5
連絡先
06-6631-1101

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