小型、低消費電力ソリューションが設計時間の短縮と基板スペースの削減に貢献
アバゴ・テクノロジー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周)は、本日、基地局アプリケーション向けに高線形性 可変ゲインアンプを発表しました。 この小型 ALM-81224 可変ゲインアンプは、既存の個別ソリューションに置き換わり、基板スペースを大幅に削減し、設計期間を短縮します。 1450~2750MHzの広い周波数帯で動作するため、このアンプは、携帯基地局の自動ゲイン制御および温度補償回路アプリケーションに適しています。
ALM-81224 可変ゲインアンプはクラス最高の線形性能を有しており、必要信号が近接した不要信号からの影響を受けにくくすることができます。 この製品は、6.0×6.0x1.0mmの小型パッケージで、383mAと低消費電流です。 アンプの入力は50Ωに整合されており、出力は動作範囲内の特定の周波数帯で最適性能が得られるように外部整合で調整することができ、必要な外付け整合部品を最小に抑え、設計し易いソリューションです。
アバゴ・テクノロジーのワイヤレス製品マーケティング・ディレクターのジェームス・ウィルソンは「新しい可変ゲインアンプは、設計期間の短縮と基板スペースの制約の問題に直面する基地局のお客様と共に、取り扱い易く、小型で、確実なRF性能の提供を実現するというお客様のニーズに対応するべく製品開発に取り組んでいます」と述べています。
ALM-81224アンプは、アバゴ独自の0.25μm GaAsエンハンスメントモードpHEMTプロセスを利用して最高のRF性能を実現しています。 この製品は、0~3.3Vの制御電圧下で38dBの高いダイナミックレンジを提供します。 単一DC電圧入力ピンを用いて利得制御を行い、23.8dB(代表値)と高い最大利得を提供します。
ALM-81224のその他の製品特長
• 低バイアス電流で高線形性
• 高線形性能: -65dBc ACLR時に+16.5dBm出力(デュアルキャリアW-CDMA入力信号を使用)
• 雑音指数: 2dB @最大利得時、16dB @最小利得時
• 単調応答を有する内蔵アッテネータ
供給
ALM-81224 可変ゲインアンプは、24ピンMCOBパッケージで出荷されます。サンプルと量産品の供給は、アバゴ・テクノロジーの販売代理店を通して行われます。
アバゴ・テクノロジー社
日本法人: アバゴ・テクノロジー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周)
アバゴ・テクノロジーは、通信、産業、民生向けアナログ・インターフェース機器のグローバルリーディング・サプライヤです。当社の主力製品は、アナログ、ミクスドシグナル、オプトエレクトロニクスの部品やサブシステムなど多岐にわたっています。ターゲット市場は、インダストリアル / 自動車、情報通信 / エンタープライズ・ネットワーク、携帯電話/ワイヤレス・コミュニケーション、そしてコンピュータ周辺機器の4つの市場にわたり、革新的、高機能そして高品質製品を提供しています。また、世界中に技術サポートおよびカスタマーサービス拠点を有し、お客様をサポートしています。アバゴ・テクノロジー技術革新の伝統は、50年前のヒューレット・パッカードに遡り、そしてアジレントの時代から受け継がれてきたものです。詳しくは当社のウェブサイト www.avagotech.co.jp をご覧ください。
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