エクスペリアン、アジア太平洋地域における最新の不正対策防止の市場調査を発表

~日本の消費者の6割がオンライン取引においてセキュリティが最重要と回答~



東京、2019年5月28日 - 組織と消費者がデジタルチャンネルを介してやり取りすることが増えるにつれ、双方は相互信頼を確立する方法を見つける必要があります。4月23日にリリースされたエクスペリアンの「Global Identity and Fraud Reportアジア太平洋地域版」では、信頼できるオンライン関係は、安全な環境とシームレスな消費者との取引の両方を提供する企業次第であると強調しています。

6,000人近いアジア太平洋地域(以下、APAC)消費者からの考察により、本レポートでは、大多数(71%)がオンライン体験の最重要要素として「セキュリティ」を重視し、「利便性」(20%)と「個別化」(9%)が続くことが分かっており、日本においては、60%の消費者がセキュリティの重要性を唱えています。

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調査した590のAPACにおける企業のうち、実に50%が、過去12か月間でオンライン不正関連の損失増加を経験しています。これには、アカウント乗っ取り攻撃や不正なアカウント開設が含まれます。その結果、調査対象のAPACにおける消費者のうち63%が、現在の脅威が予測不可能な状況下では利便性のためにプライバシーを犠牲にしていると感じています。企業はセキュリティを犠牲にして利便性に投資することがよくありますが、APACの消費者は利便性とセキュリティの両立を求めています。

成熟経済と言われる日本においては、先進的なテクノロジーやデジタルインフラには不足は生じていないものの、現金が価値を守るセキュリティ度の高い手段として捉えられているためにこれまでデジタル決済への移行がAPAC内では遅れをとっております。2020年のオリンピックイヤーを目前に控え、日本政府は、2025年までにデジタル決済シェア40%達成を掲げ、デジタル化を急速に推進しています。本調査レポートにおいて、日本の消費者が求めるデジタル取引における利便性への要求はAPACにおいて一番高い数値(35%)を示しています。5G移動通信システムの導入に向けてのデジタル化に伴う利便性、消費税増税で進むキャッシュレス化対応などからくるセキュリティ重視と利便性のさらなる両立への要求が、この調査項目で顕著に現れていることがわかります。

エクスペリアンAPAC担当の最高経営責任者ベン・エリオット(Ben Elliott)は次のように述べています。「オンラインのセキュリティと利便性を相反するものと捉えてきた従来の考え方は、時代遅れです。消費者にとってシームレスなオンライン体験や取引を確保しながら不正と闘うために、企業にはより多くの投資が求められています。そうすることで初めて、企業と消費者の相互信頼が確立されるのです。」

組織が用いるセキュリティ手段は依然として従来型のものですが、今回の調査レポートによれば、新しいテクノロジーと高度な認証ソリューションは消費者から好意的に受け止められています。実際、オンラインバンキング中に何らかのバイオメトリクス認証体験をもつAPACの消費者のうち75%は、それらのセキュリティ対策に高い信頼を示しています。

「消費者の信頼を得たい企業は、より堅牢なセキュリティ方法への移行が必須です。エクスペリアンでは、ますます相互接続される世界に適した革新的なソリューションを構築し、消費者がデジタルIDを保護し、脅威の増大する中で企業が摩擦のない消費者との取引を確保できるようにします。」とエリオットは付け加えました。

透明性は、相互信頼を築く上でのもう一つの重要な決定要因です。本調査レポートによると、APACの消費者の81%が、情報の使用方法に関して企業の完全な透明性を期待しています。この傾向に沿って、調査対象のAPAC企業の58%が、消費者への啓蒙や、取引条件の簡潔な説明方法、消費者が自身の個人データを安心に管理できるためのサポートなど、透明性を強調するためのプログラムへの投資を拡大する予定があることが示されています。

Global Identity and Fraud Report - アジア太平洋地域版全文和訳版は、こちらからダウンロードいただけます。< https://www.experian.co.jp/insights/2019-asia-pacific-identity-and-fraud-report >

エクスペリアンのIDおよび不正ビジネスは、人々のIDを保護し、金融サービス、電気通信、小売/Eコマース、保険、政府機関、医療などの複数の部門にわたる企業のための不正との闘いに取り組む世界中の約300名の不正専門家で構成されています。

エクスペリアンについて
エクスペリアンは、グローバル情報サービスのリーディングカンパニーです。住宅や車の購入、子供の高等教育、また新規顧客を獲得して事ビジネスの成長を図るときなど、私たちは人生のさまざまな重大なシーンで、消費者や私たちのクライアントが安心してデータを管理できるよう支援しています。財務状況を管理し、金融サービスを利用する個人向けの支援をはじめ、企業の持続的な成長を支えるスマートな意志決定により金融業者がより責任を持って融資できるように、また組織がなりすまし犯罪を防止するための企業向けの支援も提供しています。エクスペリアンでは39か国に16,500人の従業員が、毎日新しいテクノロジー、優れた人材およびイノベーションへの投資を続けながら、すべてのクライアントの皆様があらゆる機会を最大限に活用できるよう支援しています。また、エクスペリアンはロンドン証券取引所(EXPN)に上場しており、FTSE100種総合株価指数の構成銘柄です。

詳細はhttp://www.experian.co.jp をご参照ください。

「Experian」とそのロゴは、エクスペリアンとその関連会社の、EU・米国・日本・各国における登録商標、または商標です。その他、記載されている会社名および製品・サービス名などは、各社の商標・登録商標です。無断複写・転載を禁じます。

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報道機関からのお問い合わせ
エクスペリアンジャパン株式会社
シニアマーケティングマネージャー 駒村 紋(Aya Komamura)
TEL: 03-6262-7650 E-mail: prj@experian.com

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この企業の情報

組織名
エクスペリアンジャパン株式会社
ホームページ
https://www.experian.co.jp/
代表者
ケネリー コロム
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-1大手町パークビル7階
連絡先
03-6262-7600

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