本事業のポイント
・「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」が着工へ、台湾初の「ららぽーと」として2021年に開業
・コンセプトは「The Gate to Diversity」、進取性と多様性を兼ね備えた南港エリアの顔となる商業施設を目指す
・オフィス、ホールなどの複合建物内における台北都市圏最大級の約250店舗規模の商業施設
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、2017年1月に事業参画を決定した「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」に関し、台湾三井不動産股份有限公司(以下、「台湾三井」を通して事業を進捗しております。本日、建物全体開発者である中国信託金融ホールディングス傘下の台湾人寿保険股份有限公司(本社:台北市、董事長、黃思國、以下、「台湾人寿」)により着工式が執り行われました。近日中に着工し、台湾における当社初の「ららぽーと」として2021年に開業予定です。また、台湾においては、2施設目の「ららぽーと」事業である「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台中」の開発も決定しております。
当施設の計画地は、台北駅から車で約20分の台北市東部の南港区に位置し、台北地下鉄(以下、「MRT」)「南港ソフトウェアパーク駅」から徒歩1分、「南港展覧館駅」から徒歩3分です。周辺の南港経貿園区は、オフィス・商業・住宅・コンベンションセンターなど台北市の新都心としての複合的な街づくりが進んでおり、さらなる発展が期待されています。
当社は、台湾人寿が開発するオフィス、ホールなどの複合建物のうち商業モール部分を一括借り上げし、「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」として運営する予定です。
当施設は、「The Gate to Diversity」をコンセプトに、進取性と多様性を兼ね備えた南港エリアのシンボルとして、これまでにない体験や発見ができる多様な世界へとつながる扉となる施設を目指します。街の顔として、地域住民に愛され、自然と人が集う場所となるよう、新たな食スタイルを提案する飲食店や、洗練された都市型トレンドやライフスタイルを発信する専門店、家族で楽しめるエンターテインメント施設の導入も検討しております。人口集積が進む計画地周辺の居住者だけでなく、南港経貿園区に勤務するオフィスワーカー、コンベンションセンターへの来場者など、様々な客層・ニーズに応える、一日中楽しめる時間消費型の商業施設を目指してまいります。
当事業は、開業後好調に推移している「三井アウトレットパーク 台湾林口」、「三井アウトレットパーク 台中港」での実績を生かして、台湾で人気の高い台湾・日系店舗を幅広く取り揃えた台湾における初めての「ららぽーと」事業となる予定です。当社グループの100を超える国内外の商業施設での開発・リーシング・運営により培ったノウハウを最大限に活かしてまいります。
複合建物全体 イメージパース 建物 外観 イメージ パース
モール内部 イメージパース
■物件概要
【三井不動産の台湾での事業について】
2016 年に設立した現地法人(台湾三井不動産 股 份 有限公司 )を投資拠点として、台湾各地で商業施設、ホテル事
業および住宅事業の計 9 物件を推進しています。また、物流施設、複合開発事業などの展開を目指し、今後の更なる事業の拡大をはかります。
【三井不動産の海外戦略について】
当社グループは、グループ長期経営方針「 VISION 2025 」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、今後も海外事業の飛躍的な成長を目指しています。これまでに、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、アジア諸国・地域での事業を展開しています。商業施設事業は、クアラルンプール、台湾でのアウトレット事業、上海、クアラルンプール、台湾でのららぽーと事業を推進しています。また、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、中国、 台湾で住宅事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に 貢献しながら早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。