4月24日、鹿児島県いちき串木野市の田畑誠一市長が清泉女子大学(東京都品川区)を訪れ、教職員や同市を訪れた学生らと懇談した。
熊本県、宮崎県、鹿児島県とJR西日本は2017年度から、南九州三県と関西エリアの地域間交流の促進、体験実習による学生の成長機会の創出および南九州三県への修学旅行需要の喚起を目的として「南九州カレッジ」を開催している。
学生が南九州の各県に滞在し、テーマに沿ったさまざまな体験実習を通じて地元の方々との交流を深めながら若者の旅行の現状調査や現地調査を実施し、旅行プランを作成。また、FacebookやInstagramを活用して活動の様子や旅行の魅力などの情報発信を行う。
清泉女子大学「好旅藩(じょしたびはん)」の学生らは昨年9月の実地調査で鹿児島県に滞在し、種子島でのロケット見学やいちき串木野市の焼酎蔵の見学等を盛り込んだ旅行プランを作成。12月の成果発表会で関係者らに提案した。
その後、いちき串木野市から同大に観光PR事業への協力の依頼があり、学生らは今年2月に同市を再訪。FacebookやInstagramを通じて同市の魅力をPRしたほか、訪問した施設や飲食店等のレポートを作成、いちき串木野市のホームページ内で公開した。
これを受けて田畑市長は4月24日に清泉女子大学を訪問し、佐伯孝弘学長をはじめとする同大の教職員や現地を訪問した学生たちと懇談。「東京の女子大生の若さあふれる新鮮な発想や感覚が地元を活性化させる新たなエネルギーになる」「近年はグローバル化社会と言われているが、いちき串木野市は明治時代に薩摩藩士が英国留学に出発した地であり、人との交流を大切にする気風が根付いているので、今後も多くの方に来訪して欲しい」と語った。
同大では「このたびのご縁を大切にし、本学では学生のフィールドワークなど、今後の学生の学びの場の拡大に努めてまいります」としている。
●好旅藩(清泉女子大学)Instagramアカウント
https://www.instagram.com/seisencollege/
●「『笑う旅には福来る』~Repeatいちき串木野編~」(いちき串木野市ホームページ内)
https://www.city.ichikikushikino.lg.jp/kankou1/repeat.html
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